コロナの影響もあり、今年の受験は激化したものでした。だからこそ、起きてしまうことが 中学受験 での 失敗 です。

インターネットに溢れる合格記

最近はたくさんの方が中学受験の合格記をブログで綴られています。ですので、たくさんの子ども達が合格できるような印象を受けます。

ですが、現実には第一志望には7人にひとりの合格率です。ということは、希望する学校に合格できなかった子たちの親は、失敗をブログに綴ることは珍しいということなのかもしれません。

それは、やはり中学受験が苦い思い出になってしまったということなのかもしれません。

親子関係に溝ができる

では、何が中学受験の失敗にあたるかと言えば、それは親子関係に溝ができてしまうことだと思います。

親と子がお互いに気を使い過ぎて話しができない場合、お子さんの不合格に落胆し、期待外れだと突き放してしまった場合には、親子関係に溝ができやすくなります。

特に一回しかチャンスのない学校の場合、試験日をベストな状態で迎えられた子が合格していきます。

ですが、たった一日ではお子さんの能力を図ることもできませんし、体力面やメンタル面の未熟さというものも発達の差が大きく、現時点で未熟であってもこれから先も未熟であるとは限りません。

ですので、小学生の受験は水物で、受験が失敗だったからこといって、その子に能力がないということにはならないのです。

中学受験に失敗しても大丈夫

まだまだ発達段階にある小学校6年生で受験に失敗したからといって、それで人生が決まるわけではありません。

中学受験での緊張も自分の弱点もすでにわかっています。過酷な受験を経験していない子たちよりも、遥かに大きなことを学び、次のステップへと進むことができます。

低学年から競争社会に投げ込まれ、過酷な受験をしたからこそ、自分の意志で学ぶということを学び、精神的にもひとり回り大きくなったのではないかと思います。

中学受験の失敗よりも、失敗から立ち上がったことで、人間として一回り大きくなったと感じられる親御さんもいらっしゃることでしょう。

高校受験・大学受験の準備

中学受験は通過点に過ぎません。これから高校受験の準備に入るご家庭、大学受験の準備に入るご家庭、さまざまあると思います。

もしかすると、希望する学校に入学できないことで、入塾を前倒しにせざるを得ないご家庭もあるかもしれません。

4月からは数学・英語と新たな教科が加わり、全員が同じスタートラインに立ち、新たなスタートを切り、番狂わせが起きます。

特に、体力面やメンタル面で遅咲きだった子たちはこれからが勝負です。苦手教科のあった子たちも発達と共にその穴も埋まります。

本当の勝負は、中学高校からです。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

中学受験に失敗しても大丈夫
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親子関係に溝ができる
中学受験に失敗しても大丈夫
高校受験・大学受験の準備