
コロナの影響により、最近ではオンラインを使用するケースが増えています。しかし、カウンセリングはコロナより前、2000年ごろよりオンラインカウンセリングを導入し始めました。
それでは、どういう特徴の人にオンラインカウンセリングはおススメなのでしょうか。
◆オンラインカウンセリングの効果
冒頭で、「カウンセリングは、2000年ごろよりオンライン導入を始めた」と書きましたが、その理由は、オンラインでのカウンセリングも一定効果が認められたという点、そしてオンラインカウンセリングの利便性が高い点という点があげられます。
実際のところ、カウンセラーからすると対面カウンセリングの方がお客様の表情や間、しぐさを見ることができますし、緊急性が高い場合にはすぐに対応できるという利点があります。
ですが、現実的にはカウンセリングが対面のみですと、カウンセリングを受けられない方々が多く存在する課題があります。
その課題をクリアするためにオンラインカウンセリングは有効的な手段であるわけです。
◆オンラインカウンセリングが向いている方
オンラインカウンセリングが向いている方の特徴
- あがり症
- 人見知り
- 顔を見られたくない
- 上手く話せない
- 外出が苦手
- カウンセリングを受けていることを知られたくない
あがり症・人見知り
あがり症や人見知りの方は、対面でのカウンセリングですと緊張のあまり話せないことがあります。
ですが、自分の好きな場所でオンラインカウンセリングを受ける場合ですと、自分のテリトリーのためかあまり緊張せずに話せることもあります。
はじめは少し緊張するかもしれませんが、次第に慣れていき話がしやすくなります。
あがり症や人見知りの方にとって、オンラインカウンセリングは対面カウンセリングよりも、グッとカウンセリングの敷居が下がります。
また、顔を見られたくない方にとっては、オンラインカウンセリングのようにカメラ機能をオフにすることができるという点もカウンセリングの受けやすさにつながります。
上手く話せない
上手く話せないと思っている方は、「カウンセリングを受けても伝えたいことが上手く伝わらないかもしれない。」、「上手く伝えられなかったらどうしよう。」と、いう不安な想いがあります。
上手く話せないことが心配な方はメールでのカウンセリングですと文章ですので、言いたいことが上手く伝わります。
オンラインカウンセリングでも、やはり対面ではないので話しやすいということもありますし、オンラインカウンセリングとメールカウンセリングを上手く使うことにより効果的なカウンセリングを受けて頂くことが可能となります。
カウンセリングを受けていることを知られたくない
日本では、社会的立場を守るために心療内科を受診できない、カウンセリングを受けられないという現状があります。
本来、カウンセリングは心の病を予防するために受けるものですが、日本では「手に負えなくなり困り果ててから」、家族によってカウンセリングに連れて来られるケースが多くあります。
家族が手におえなくなった状態から日常生活が送れる度合まで回復させるには時間を要します。
ですので、「あれ、なんだかおかしいな。」と、感じている時点でカウンセリングを受けて頂くことが予防につながるのですが、日本の社会的風潮からそれが難しくもあります。
そのような点でも、オンラインカウンセリングはカウンセリングを受けていることを誰にも知られません。
カウンセリングセンターに行くわけではないので、心療内科やカウンセリングセンター付近で「知っている人がいないか」と、辺りをキョロキョロする必要もありませんし、健康保険を使い会社に知られてしまうという心配もありません。
また、オンラインカウンセリングはどこでも受けられるという点から、家族にも知られずにカウンセリングを受けられます。
社会的立場からカウンセリングを受けられない、弱みを見せられない立場にいる、そういう方にもカウンセリングを受けて頂けるということが、オンラインカウンセリングの利点のひとつでもあります。
◆物理的にカウンセリングが受けられない
地域にカウンセリングセンターがない、子育てや介護などで家をあけられない、疾病や障害などで外出が難しい。
上記のような、物理的にカウンセリングセンターに行くことが難しい方でも、オンラインカウンセリングでしたら場所も時間も選びませんので、いつでもカウンセリングを受けて頂けます。これも、またオンラインカウンセリングのメリットのひとつです。
オンラインカウンセリングというのは、これまでカウンセリングを受けたくても受けられなかった方々にカウンセリングを受けて頂くことができる絶好の機会となりました。