中学受験 では精度が問われます。ですので、反復練習 の好き嫌いによって結果に差が出てしまいます。
低学年から続く反復練習
中学受験において最も大切なことは確固たる基礎力です。その基礎力が十分に完成されていない場合、どうしても解答の精度が落ちてしまいます。
その精度を上げるために、低学年の頃から反復練習を繰り返すのですが、反復練習は得意なお子さんと苦手なお子さんとはっきりわかれる練習でもあります。
割と素直なお子さんですと反復練習に苦を感じないようですが、記憶力の良いお子さんですと、教科書や問題集を暗記してしまい反復練習を嫌がる傾向にあるようです。
とはいえ、いくら記憶力が良くても、テストまでに内容を覚えているかと言えば、全ては覚えていないので、取れるはずのところで失点をしてしまうということが起きます。
算数に関しても計算ミスが起きることもありますし、国語も記述問題が上手くまとめられないということも起こります。
嫌いなものは嫌い
反復練習が苦手なお子さんを持つご家庭では、反復練習をさせるため苦戦をしているご家庭がほとんどです。
そして、大抵のご家庭では反復練習をさせようとしても、親子げんかになり時間が過ぎて行ってしまいます。
お子さん自身も反復練習の重要性はわかっていても、嫌いなものは嫌いであり、行動に移せない場合がほとんどです。
ですので、手を変え品を変え、どうにか反復練習ができるようにしないといけません。
本領を発揮できない
反復練習が苦手なお子さんの場合、能力が高くてもテストや入試で本領が発揮できないということが起こります。
親御さんもお子さんもその点が一番苦しい点だと思います。
どれだけ高い能力を持っていたとしても、日本の精度が問われる入試では、純粋に能力が高いお子さんよりも、素直に反復練習を繰り返したお子さんの方が得点でき、合格を勝ち取っていくことができるからです。
入試問題でいうと、算数や理科の科学や力学が得意でも、社会の暗記問題や理科の生物(暗記問題)で足を引いてしまう状態です。
また、算数が得意でも計算ミスが起き、簡単な問題で失点してしまうということも起こります。
ですので、反復練習が苦手なお子さんの場合、他のお子さんと同じように反復練習をするのではなく、少し工夫が必要になるのかもしれません。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
反復練習で差が出る中学受験
低学年から続く反復練習
嫌いなものは嫌い
本領を発揮できない