短い学校冬休み。今年は休校の影響で夏休みも冬休みも、とても短く設定されています。

修了しなければならないカリキュラムだけを考えれば、休みを減らせば修了できるのかもしれませんが、問題は子供達はロボットではないという点です。

子供も疲労する

子供はいつも元気、少々無理をしても大丈夫。というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、子供は身体がまだ未熟ですので、大人より疲れやすいです。

元気に遊んでいたかと思った次の瞬間「寝落ち」しているのが子供です。

疲れた感覚が乏しく、電池切れするまで動き続けてしまうからこそ、注意が必要です。

その点を考えると、長期休暇を連続で短くするというのは、子供の心身の健康状態を考えると賢明な判断だとは言いかねます。

冬休みが短い影響

今年(2020年)は夏休みも短く、授業も延長授業になっています。なかには、土曜日も授業を行う学校もあります。

まだまだ体力のない小中学生には厳しい状況です。

特に習い事や部活動をやっている子供達は、もうクタクタなのではないでしょうか。

進学塾に通っている子供達に関しては、長時間の学校と塾とのダブルスクールで疲弊しきっているでしょう。

ですが、冬休みも短くやすめません。

特に冬期講習に参加する子供達は、学校と講習が重なりますので、なおさら体力が必要となります。

春休みがどうなるのかはまだわかりませんが、このペースですと体力があまりない子から欠席が増えていくのではないでしょうか。

注意が必要な様子

親としては、せっかくの冬休みですので子供達をどこかに連れて行ってあげたい、という気持ちが強いかもしれませんが、休みが少なく疲れ切っている子供たちには遠くへ行くより、近場で思い出作りをした方が良いかもしれません。

子供達は元気に見えても疲れが溜まっていますので、遠出をすれば身体に負担がかかり、体調を崩してしまう恐れもあります。

特にいつもよりイライラしていたり、ふさぎ込んでいるような場合には注意が必要です。

身体だけしゃなく、精神的にもギリギリの状態かもしれませんので、あまり刺激が多い(音や光)場所には連れ出さず、近場でのんびり過ごすことが良いでしょう。

また、ボーとしている子はボーとさせてあげてください。

ボーとしているとついつい注意したくなると思いますが、ボーとしている間に頭は記憶や物事の整理をしています。

ですので、子供がボーとすることは必要な時間ですので、冬休みくらいはボーとさせてあげてください。

学校はやすんでいいの?

コロナの感染拡大、子供達の精神力や体力を考えれば、欠席という判断も賢明だと思います。

この先、子供達に何があろうと誰も責任をとってくれません。

コロナの感染リスクだけでなく、身体も心もムリをすればかならず皺寄せがきます。

だからこそ、私達、親は今さえよければ良いと考えることは危険なのだと思います。

子供達に疲労が見られれば欠席させることも必要かと思います。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

学校の冬休みが短い~影響と対策~
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