中学受験高校受験 か迷われているご家庭もあるかと思います。中学受験ではなく、高校受験の方が向いているご家庭とはどんなご家庭なのでしょうか。

中学受験と高校受験の違い

中学受験と高校受験の大きな違いは、親御さんの協力がどれくらい必要かという点です。中学受験の場合、幼稚園の年長さんから遅くても小学校中学年からの参戦になります。

塾の終わる時間が遅いこともあり、送迎が必要になります。また、土日もテスト会場や模試会場に送迎する必要もあります。

高学年になるとお昼のお弁当を作らなければなりませんし、夜のお弁当は衛生上、届けなければならないこともあります。

塾から大量に配られるプリントの管理や、テストや模試に追われるスケジュール管理も親御さんの役割になります。

その他にも模試の結果の正誤表や正答率を分析し、弱点を見つけることもお子さんによっては親御さんの役割になることもあります。

高校受験の場合は、大抵のことはお子さんがひとりでできます。ですので、親御さんにかかる負担が、中学受験と比べて比較的小さいという特徴があります。

親御さんが心配性

中学受験では、高校受験と違い、親御さんも協力していますので、お子さんの学力や状態が目につきやすいという特徴があります。

ですので、親御さんが「転ばぬ先の杖」になりやすいのですが、親御さんが「転ばぬ先の杖」になってしまいますと、お子さんの受験のはずが、「親のための受験」になってしまい、「受験を自分事」と捉えられなくなるお子さんもいます。

また、親御さんが「転ばぬ先の杖」になるということは、心配や不安から来ている行為ですので、どうしてもその不安が伝染し、「自分自身の能力」が信じられなくなってしまう点もあります。

親御さんが心配性な場合は、まだ未熟な小学生が受ける「中学受験」は向かないと考えることもできます。

主体性がない

親御さんに主体性がない場合も中学受験は向きません。

昨今の中学受験は白熱を極めており、進学塾に通ったからといって志望校に合格できるとは限らない状況です。

課金ゲームとも言われていますが、数々の対策講座を受講したり、進学塾とは別に個別や家庭教師をつけるご家庭もあります。

情報が錯乱している状態ですので、お子さんにとって何が必要か見極める力が必要になります。

情報に流され、「あれもこれも」となってしまう、「あの人はこういってた」「この人はこう言っていた」というように人の発言に振り回されてしまう親御さんの場合も、お子さんを振り回してしまう結果になってしまいますので、中学受験は向きません。

中学受験はお子さんだけでなく、親御さんのメンタルが強く影響する受験になりますので、親御さん自身がメンタルに不安を覚える場合には参戦しない方が良い場合もあります。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

中学受験より高校受験が向いているご家庭
中学受験と高校受験の違い
親御さんが心配性
主体性がない