赤ちゃんが泣くことは自然なことですが、いつまでも夜泣きが続くとご両親も肉体的にも精神的にも参ってくるのではないでしょうか。

それでは、夜泣きはいつまでつづくのでしょうか。

赤ちゃんは何故、夜泣くの?

まず、赤ちゃんは大人と比べ、レム睡眠の時間が短いので頻繁に目をさまします。また、ミルクを飲む量も少ないのですぐにお腹がすいてしまいます。

ですので、新生児から生後3か月くらいの赤ちゃんはお腹がすいていたり、おむつを変えて欲しい時に泣く傾向があります。

また、生後4ヶ月以降のあかちゃんは、お腹がすいただけでなく、不快な環境でも泣くことがあります。

例えば、お部屋が暑すぎたり、寒すぎたり、汗をかいたり、おむつが汚れたり、何か不快なことがあり、それを伝えるために泣きます。

その他、生後4か月~2歳くらいの赤ちゃんですと、昼間の刺激が強く、夜泣きにつながることがあります。

昼間、光や音の強い場所にお出かけしたり、お家のなかでもあまりに賑やかだった場合は、少し興奮してしまい夜泣きにつながることがあります。

特に感覚過敏のお子さんは、刺激が強いと夜泣きの原因になりますので配慮する必要があります。

夜泣きがひどい時にはどうすればいいの?

現在はコロナ禍ということもあり、在宅ワークの方々もいます。ですので、集合住宅にお住いのご家庭ではお子さんの夜泣きにどうしても敏感になってしまうのではないでしょうか。

赤ちゃんが、お腹がすいて夜泣くことは自然の摂理ですので、眠る前にミルクとオムツをすまし、夜泣けばミルクを与え、オムツを替え、室温や湿度を調節し、汗をかいているようであれば下着を替え、寝かしつけるしかありません。

ですが、生後4か月~2歳までの間は、お腹がすいている時や不快な時以外でも夜泣きがつづくことがあります。

この場合には、どうして泣いているのか知る必要があります。

手足がバタバタしてしまい眠れずに泣いているのであれば、おくるみやタオルで包み、手足が動かないようにしてあげれば眠ることもあります。

また、日中の刺激が強く夜泣きが続くようであれば、日中はあまり人混みには出掛けず、公園で遊んだり、沐浴をしたり、お散歩をしたり、静かに過ごすと夜泣きが減る可能性もあります。

また、眠る前に興奮するような刺激的な遊びも避けた方が良いかもしれません。

大人の方でも日中遊びに行きはしゃぎ過ぎてしまうと、興奮でなかなか寝付けない方もいますし、眠る前にスマホやテレビを観ると、光や音の刺激でなかなか眠れない方もいらっしゃいます。

赤ちゃんは、大人よりも感覚が過敏ですので、その辺りを少し配慮すると、夜泣きが減る可能性はあります。

それでも寝ないときは、抱っこをするご家庭が多いと思います。

もし、抱っこをすると反り返って泣き叫ぶようであれば、早い時間であればベビーカーに赤ちゃんを乗せ、お散歩をしたり、車に乗せドライブをすると、その振動が心地よいのか眠ることもあります。

ですが、遅い時間のベビーカーのお散歩は危険ですので、やめてください。

どうしても夜眠らない。

何を試しても、夜泣きがひどく、夜眠らない場合は、ベビースイミングや体操など体を動かすようにすると、夜ぐっすり眠ってくれることもあります。

また、保育園や幼稚園が始まりますと、生活のリズムが整い、夜泣きも減り、夜もぐっすり眠ってくれるようになります。

ご両親としては、夜泣きがいつまでも続くと心配になると思いますが、赤ちゃんや子供には親御さんの不安や心配が伝染しやすくもありますので、あまり心配し過ぎないことも大切です。

また、もし、泣き方がただの夜泣きではないと感じた時には、(病院の受診が必要だと感じた時には)速やかに病院を受診するようにしましょう。

ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

いつまで夜泣きがつづくの?
赤ちゃんは何故、夜泣くの?
夜泣きがひどい時にはどうすればいいの?
どうしても夜眠らない。