中学受験高校受験難易度 は一般的には中学受験の方が難しいと言われています。

中学受験は範囲が定かではない

中学受験では高校受験とは違い、範囲が定かではありません。

高校受験は中学校3年間分の知識の中から問題が出題されますが、中学受験では小学校・中学校の内容、時にはそれ以上の内容も問われることがあり、短期間にたくさんの知識と応用力をつけていかなければなりません。

どの教科もそうですが、表面上ではなく深い知識と応用力が求められるのが中学受験です。

とにかく問題文が長い

昨今の中学受験は一問一答の問題は少なく、資料の読み取りや記述が多く出題されます。そのため問題文が非常に長く作られていることがあります。

受験問題は各学校により違いますが、模試などをみても、社会や理科の問題が10ページを超えることもありますし、国語の文章が1万文字近いものもあります。

中学受験は大学受験に対応するように作られているという特徴があります。

合格するかどうかがわからない

中学受験で一番難しいところは、合格するかどうかがわからないという点です。

高校受験の場合は、ある程度合否の目途が立つと思いますが、中学受験は合否の目途が立ちません。

それは、やはりまだ小学生という体力も精神力も未熟な子ども達ですので、受かる能力があっても落ちてしまうことはよくあることですし、昨今の中学受験の白熱から倍率が非常に高く、受かるはずの子が受からないという事態が起きているためです。

中学受験のデメリット

中学受験で第一志望校の合格を勝ち取ることは非常に困難なことです。これは学力の話ではなく、その年その年の社会情勢に影響するためです。

昨今はコロナ禍ということもあり、受験者数も過去最高となり、県外受験を倦厭する年度もありますし、また年度によっては県外遠征をする年度もあります。

また、遠くの最難関校より、近所の難関校や中堅に人気が集まる年度もあります。

そうすると、例年なら受かるはずの学校に受からないということが起きる年もあります。

「第一志望に受からなかった」「受かるはずの学校に受からなかった」こうなった時に、傷つくのはお子さん方です。

大学受験とは違い、「ダメだったら来年」は中学受験にはありません。

そして、全落ちすることもあるのが中学受験です。

高校受験のデメリット

高校受験は中学受験と違い、ある程度学校の先生によって受かる可能性の高い学校を受験します。

また、試験範囲がそれほど広くないことから努力をすれば大抵は報われる可能性が中学受験よりは高いと予想できます。

ですが、デメリットとしては安全圏の学校の受験だけになってしまいがちという点、そして中高一貫校では高校からの募集がない場合が多いという点です。

高校からの募集があったとしてもそれほど定員は多くはありません。

小学校低学年から準備の必要な中学受験と、部活を引退してから始める高校受験では準備期間が全く違いますので、難易度に違いがあることは仕方のないことです。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

私立中学受験と高校受験の難易度の違いは?
中学受験は範囲が定かではない
とにかく問題文が長い
合格するかどうかがわからない
中学受験のデメリット
高校受験のデメリット