カウンセリングと友達との雑談の違いはなんでしょうか。カウンセリングを受けるより、友達に相談した方が良いという方もいらっしゃいますが、そもそもカウンセリングは内面を見つめるものですので、友達への相談とは全く異なるものです。

友達への相談

悩み事があるとき、友達に相談すると共感してくれることも多いかと思います。

また、逆に批判されてしまうことや、考え方の違いから悪く言われ友人関係が悪くなってしまうこともあります。

距離感が近い分、率直な意見を得られることもありますが、問題を解決できるかと言えば、やはり難しいのではないでしょうか。

それは、友達へ相談すると話が盛り上がり終わってしまうことや、友達からのアドバイスに同意ができなくても、その場をおさめるために同意するフリをしてしまうことがあるからです。

さらに、それは「友達の意見や考え方」であり、自分の「答え」ではないという点が大きいのではないでしょうか。

やはり、悩み事を本気で解決しようと思えば、自分自身と向き合うしかないのです。

カウンセリングとは

カウンセリングとは、自分自身の持つ悩み事をカウンセラーに話し、状況や気持ちの整理を行い、問題を明確化していきます。

友達への相談とは違う点は、カウンセラーは第3者的立場でお話をうかがいますので、主観が入らないと言う点です。

主観が入らない分、相談者様の本当の気持ちがうかがいやすく、問題に気が付きやすいということができます。

カウンセリングは行動を変える

カウンセリングを受け、問題が明確化されると、次に行うことは考え方や行動を変えるという点です。

悩み事を解決するためには、周りを変えるよりも自分が変わった方が問題解決につながることが多々あります。

例えば、対人関係にトラブルを抱えやすい方の場合でしたら、

  • 客観的に考え話しをしてみる
  • 相手の話しに耳を傾けてみる
  • 話し方を変えてみる

自分の話し方の特徴を知っていれば、これだけのことに気を付けるだけで人間関係をスムーズにすることができます。

対人関係にトラブルを抱えて生き続けるよりも、はるかに生きやすくなるとは思いませんか。

カウンセリングと友達への雑談の違い

カウンセラーや友達への相談は、同じ相談でも中身はまるで違います。

カウンセリングとは、自分の内面と向き合う作業ですので、それほど楽な作業ではありません。ですが、自分自身と向き合うことで生きやすさにつながることもあるのです。

カウンセリングとは、人が持つ自己解決能力を最大限引き出す可能性を秘めています。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

カウンセリングと雑談の違いとは
友達への相談
カウンセリングとは
カウンセリングは行動を変える
カウンセリングと友達への雑談の違い