発達障害のなかでも突出した能力をお持ちのお子さんの場合、残念ながら日本にはギフテッド教育というものがありません。

ですので、本人が望むのであれば希望する学校へ進学することがベターだという事ができます。

考え方や感性の違い

ギフテッドと呼ばれる子供達や知能指数130を超える子供達は、一般的なIQの私達と比べ、考え方や感性が違います。

こちらからすれば「おかしい」と感じるような考え方であっても、あちらからすれば「こちらが非効率的な考え方」であったりすることもあります。

もちろん、どちらが正しいというわけではなく、知能指数が違えばモノの見え方も常識もすべて異なって見えるということです。

よく療育されているご家庭の場合、「自分の考え方と違っても、一般的にはこう思う人が多いんだよ。」と、知識的に一般の人の感情や考え方を教えているご家庭もあります。

そのような場合は、お子さん自身も知識として一般的な考え方が入っていますので、人に合わせることも可能です。

ですが、人に合わせることを毎日続けるということは緊張の連続ですし、ストレスで精神的にも参ってしまうことです。

中学受験をするということ

中学受験をするということは、よりお子さんにとって相性の良い学校を選ぶということです。

それが、何か専門性を持つ学校ということもありますし、プログラムがお子さんに合う場合や、校風が合うこともあります。もちろん、難関校ということもあります。

中高一貫校の場合ですと6年間通学することになりますので、学校との相性や学生との相性が大切になります。

特に知能指数が高く難関校を希望される場合、関東ですと学校の選択範囲も広く困ることは少ないかもしれませんが、地方都市の場合は選ぶほど学校がないこともあります。

そのような時、難関校に合格したとしても「やっていけるのだろうか?通い続けられるのだろうか?」と、いう心配があるかと思います。

そのような場合は、オープンキャンパスや学園祭、体験授業に参加してみると良いでしょう。

また、もし在学されているお子さんが知り合いにいるようでしたら、お話を聞いてみることも情報収集の手助けになります。

あまり偏差値がかけ離れている学校を受験してしまうと、校風があっていても、お友達と話しが合わないという事態も考えられます。

せっかく中学を受験するなら、なるべく感性が合い、同じような知的好奇心の強い子供達の集まる学校を選ぶことも通いやすさにつながります。

地元の公立校の方が一般的な感覚が養われる?

「少し変わった子だから、地元の公立校で揉まれた方が良い。」と、おっしゃる方もいますが、幼稚園(保育園)~小学校までの9年間、すでに揉まれていますので、これ以上揉まれたからといって、何か変わるとは考えられません。

もちろん、本人の希望やご家庭の教育方針で地元の公立校を選ばれるお家もありますが、本人が受験したいというならば、なるべく本人の意向に沿った方が「生きやすさ」にはつながるかと思います。

特に知能指数が130を超えるお子さんの場合、小学校の6年間、毎日6時間近くに及ぶ「平均的な授業」に耐えています。

もうわかっていること、またはすぐにわかってしまうことを毎日6時間、6年間も聞き続けることは並大抵の忍耐力ではこなせません。

知的好奇心を満たすという点から考えても、中学受験も選択肢にいれて考えることは悪いことではないのではないでしょうか。