
ギフテッド は 完璧主義 の方が多くいます。お子さんの場合でしたら、テストや課題で×が付くことにより非常に機嫌が悪くなる子もいます。
ギフテッドはなぜ完璧主義なのか?
ギフテッドの方は、自分自身が完璧主義だとは思っていません。ですので、完璧主義だという評価は周りの人間からの評価になります。
例えば、10問、問題があり7問正解したとします。
一般的には7問正解すれば「7問も正解した」となりますが、ギフテッドの場合は「7問しか正解できなかった。3問も落としてしまった。」と落胆するわけです。
その3問のミスがケアレスミスであればあるほど、ギフテッドは自分自身を攻め、自分には能力がないと思い込んでしまうこともあります。
例え、もし平均が「5問」正解であったとしても、ギフテッドにはあまり関係がありません。
平均以上とっているからいいとはならないのです。
他人のものさしではなく、常に自分のものさしでものごとをはかるため、他者より優れていても自分はダメなんだと思い込み自信を喪失してしまうことがあります。
それゆえ、周囲からは完璧主義だと捉えられることがあります。
ギフテッドの考え方
ギフテッドは自分と他者を比較することはしません。理想とする自分であるよう気を付けています。
仕事であれ、勉強やテストであれ、「こなせばいい」という考え方はありません。例え、それが上々の出来であろうと、ギフテッドは納得していません。
仕事であれば、完璧に仕上がっていないと出来たとは評価しませんし、テストや勉強であれば、点数が良くても本当の意味で理解していないものには意味がないと考えます。
ですので、出来栄えが良くても、人に褒められても、なぜ褒められているのかわからないこともあるようです。
人からの評価よりも、自分自身が納得できる出来栄えかどうかの方が重要なのかもしれません。
逆を言えば、どれだけ出来ていなことでも、周りを見て焦るということもありません。
周囲の人間からすると、完璧主義なのか適当なのかわけがわからないと感じることもあります。
好きなことや興味・関心のあるものに対しては全力で取り組みますが、関心のないものに対しては本当に関心がなく、他者からの評価も気にしません。
それゆえ、ギフテッドのお子さんをお持ちのご家庭では、親御さんの方が精神的に参ってしまうことがあります。
ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
ギフテッドは完璧主義?
ギフテッドはなぜ完璧主義なのか?
ギフテッドの考え方