以前よりも耳にする機会の多いギフテッドですが、ギフテッドとは いったいどのようなもので、どのような 特徴 があるのでしょうか。

ギフテッド or タレンテッド

ギフテッドとは、突出した能力の持ち主のこと指します。日本では一括してギフテッドと呼ばれることも多いのですが、実際は「ギフテッド」と「タレンテッド」という2種類があります。

「ギフテッド」が数学や物理、文学といったアカデミック分野での才能の持ち主であるのに対し、「タレンテッド」はスポーツや音楽、絵画などといった芸術分野での才能を発揮します。

基本的にはギフテッドの場合でしたら、IQ130以上の持ち主を指す場合が多いようですが、検査では測れない部分の才能の持ち主である場合もありますし、そもそも検査の際、力を発揮できないということもありますので、IQの数値にはそれほどこだわらなくても良いように思います。

特に芸術分野に関しては、こちらは全く検査では測ることのできない才能になりますので数値としてあらわれることはありません。

ギフテッドの特徴とは?

ギフテッドの特徴としてあげられることは、探求心が強く知的好奇心が高いことかもしれません。

ADHDのように興味の移り変わりが激しいということはなく、持続的に多くのことに興味を示します。

また、多くの事柄に対し、共通点やつながりをみつけることを好む傾向にあります。

タレンテッドの場合でしたら創造性が豊かという点が特徴になります。

ギフテッドもタレンテッドも繊細で感受性が豊かですので、感じ方も人より大きく、お子さんの場合でしたら育てにくいと感じることもあるでしょうし、大人の場合も気難しい人だな、と近寄りがたく感じることもあるかもしれません。

ギフテッドの才能は勝手に伸びるの?

ギフテッドやタレンテッドの才能が放っておいても伸びるということはありません。

どれだけ能力があっても、挑戦する機会がなければ才能を開花させることはできません。

例えば、ピアノの才能があっても、ピアノに触ったことがなければ、ピアノを弾かずに人生がおわってしまいます。

ギフテッドの場合でしたら、アカデミックな才能ですので、そもそも学ぶ環境がなければ、そこから何かを創造するということはできません。

能力があり、環境が用意され、メンターのように導いてくださる存在があり、はじめてその才能が開花されるのではないでしょうか。

「二十歳過ぎればただの人」と日本では言われますが、それだけ多くのギフテッドが能力に気付かれることなく、大人になってしまったということなのかもしれませんね。

ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

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