お子さんが ギフテッド の場合、診断 が必要かどうか疑問に思われる親御さんがいらっしゃいます。

ギフテッドの診断は必要なのでしょうか?

ギフテッドは診断できるのか?

厳密にはギフテッドという診断名はありません。

育てにくさを感じ心療内科を受診し、発達検査を受けたら知能指数が高かったという場合がほとんどです。

大抵の場合は、発達障害のグレーといわれることや、アスペルガーやADHDの気があると言われたりするようです。

ギフテッドという診断名は存在しませんので、心療内科を訪れてもギフテッドという診断はつきません。

ですが、発達検査を受けることによって、どの分野に才能がありそうかわかることもあります。

ギフテッド or ギフテッド2E

知能指数がとても高い場合、知能指数が高いだけでしたらギフテッドになります。

ですが、ギフテッドと発達障害を併せ持つ場合にはギフテッド2Eとなります。学習障害を併せ持つ場合も2Eとなります。

この場合、ギフテッドという診断名がありませんので、「自閉症スペクトラム障害」という診断名だけがつきます。

自閉症であっても、アスペルガー症候群であっても、ADHDであっても診断名は「自閉症スペクトラム障害」となることが一般的です。

ギフテッドでは診断名は必要ない

ギフテッドに診断は必要ありません。

ですが、何らかのプラグラムに参加しようとしたとき、参加資格がIQ130以上となっている場合には、知能指数を測るために発達検査が必要となります。

ギフテッドのお子さんは激しさを兼ね備えていますので、育てづらさから心療内科を受診することがほとんどですが、わざわざ知能指数を知りたいという理由で発達検査を受ける必要はありません。

ですが、お子さん自身が中学生、高校生となった時に周りに馴染めず悩んでいる様子でしたら、その時が心療内科を受診するタイミングかもしれません。

親御さんの目から見て、とても優秀で問題がないように見えても、ギフテッドのお子さんは友達の輪に入ることができなかったり、価値観や考え方が人とは合わず、自分のコミュニケーション能力が低いと考えてしまうお子さんもいます。

そのため自己肯定感が下がってしまうことや、不登校になってしまうこともありますので、もし人間関係に悩みを抱えているようでしたら、心療内科を受診することをお勧めします。

原因がわかることが一番の安心材料かもしれません。

ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

ギフテッドの診断って必要?
ギフテッドは診断できるのか?
ギフテッドorギフテッド2E
ギフテッドでは診断名は必要ない