ギフテッド 2e は 中学受験 に向いているのでしょうか。

ギフテッドのお子さんは、多少の凸凹はあっても相対的に知能指数(IQ)が高いという特徴があります。

ですが、2eのお子さんの場合は、同時に発達障害の特性や学習障害を持ち合わせるという特殊性があります。

ギフテッド2eは中学受験に向いているのでしょうか?

ギフテッドであっても2eのお子さんは、四教科受験にはあまり向いていません。

特にこだわりや癇癪が強いお子さんの場合には毎日コツコツと勉強すること自体が難しいこともあります。

興味のある科目でしたらスムーズに学習をすすめられると思いますが、興味のない科目や苦手とする科目を勉強することは至難の業になる可能性があります。

また、学習障害を併せ持つお子さんの場合ですと、口頭では答えられても読み書きが苦手な場合もありますし、数字が苦手なお子さんですと算数や理科の計算問題で点数がとれない、ということが起きる可能性もあります。

これらの学習障害は年齢とともに発達が追い付くことも期待できますが、もし小6の時点で学習障害が顕著に表れている場合は4教科受験は難しいかもしれません。

学校はどう選べば良いの?

まず、どうして受験しようと思ったのか考えてください。

  • 授業の速度が遅く、強いストレスを感じているから
  • お友達と興味の範囲が違い、学校生活が苦痛だから
  • 集団行動が苦手だから
  • 得意なものを伸ばしてあげたいから

さまざまな理由が考えられますが、中学受験をしようと思った理由を考えると、中学受験の場合でも偏差値ではなく校風によって学校を選ぶこともできますし、インターナショナルやフリースクール、または発達障害の良い部分を伸ばしてくれる学校を選択肢に入れることもできるかと思います。

その他でも、習い事でカバーできる部分もあるでしょうし、メンターとなってくれる先生を探すこともできるかと思います。

ですが、経済的に余裕がない場合は中学受験がベターということも確かです。ベストではありませんが、公立校の画一的な教育よりはベターという意味です。

そのなかでも、どうしても上位校を受験したいとお子さん自身が望むのであれば、どうすればよいのでしょうか。

後編へ続く

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

ギフテッド2eは中学受験に向いている?(前編)
ギフテッド2eは中学受験に向いているのでしょうか?
学校はどう選べば良いの?