2021年 夏期講習受ける 方の申し込みもそろそろ締め切り間近なのではないでしょうか。

6年生の夏期講習は受講するご家庭が多いと思いますが、夏期講習はどのような状態で受講すべきなのでしょうか。

2020年休講中の抜け

まず、2020年3月~5月は小学校が休校だったため、大手進学塾の多くも休講をいうカタチをとっていました。

動画授業で授業を進めた塾もありますが、突然のことでしたので全員が動画授業を受けられたわけではありませんし、対面授業から動画授業へ移行したことで、うまく集中できなかったお子さん、質問ができないことにより授業の理解が深まらなかったお子さん、さまざまなお子さんがいらっしゃったと思います。

2021年現在、6年生のお子さんは、2020年は5年生ですので、重要な部分の学習内容の理解が浅い可能性があります。

6年生の夏期講習では、これまでの総復習をおこないますので、理解の浅い分野はこの機会に理解を深められるようにしましょう。

夏期講習前にやっておきたいこと

夏期講習が始まる前までには、苦手分野がどこなのかわかっていると、効率的に夏期講習を受けることができます。

苦手分野がどこかわからない場合には、単元テストや模試の結果を見てみると、苦手な範囲がどこなのか、わかります。

その際には、各分野の問題別正答率を参考にすると苦手なところや、問題を解くことに時間がかかり正解にたどり着けていない分野、計算ミスがでている分野などがわかります。

国語であれば、漢字や文法、論説文、随筆分、物語文、詩など、どの分野が読みに手間取っているのか、記述や選択問題など、どこを苦手としているのか把握することができます。

社会や理科でも、どの分野が苦手なのか、また知識系の問題が苦手なのか、資料の読み取りが苦手なのか、というところまでわかっていると良いでしょう。

そこまでの時間がない場合には、せめて各教科の苦手分野だけでもわかっていると、夏期講習を有意義に活用することができます。

勉強の体力をつけておく

次に6年生の夏期講習は長時間、長期間の拘束になります。ですので、普段から勉強の体力をつけておくと良いでしょう。

最低でも10時間は勉強できる体力をつけておくと、毎日の講習と家庭学習に身体的にも精神的にも耐えられる力がつきます。

その力がないと、疲れて授業に集中できなくなってしまったり、ストレスから家庭で喧嘩になってしまうことも考えられますし、なかには講習に行かずお友達と遊びに行ってしまうこともあります。

親御さんとしては、受験まで日もなく、講習代も高額なわけですから、腹が立つこともあるかもしれませんが、そもそも小学生がこれだけの期間、そしてこれだけの時間を勉強に捧げることができることじたい、普通のことではありませんので、その点を踏まえてお子さんと接するようにしてください。

基礎の復習

もし、夏期講習前に時間があるようなら各教科、基礎の復習をしておくと良いかもしれません。

計算や漢字といった基礎は、毎日練習することで力がつきますし、社会や理科の暗記系の問題は忘れてしまいますので、少しずつでも復習しておくと知識が定着していきます。

スケジュールをたてる

夏期講習前になると、夏期講習の日程や時間が発表されます。

ですので、夏期講習を中心時間と考え、起床時間や就寝時間、そして家庭学習の時間を決め、スケジュールを立てると、勉強のリズムが確立できます。

夏期講習は普段の学校とはスタート時間も終了時間も違いますので、生活のリズムを整えることに時間がかかる可能性がありますので、夏期講習スタート前にお子さんとスケジュールを立ててしまった方が、スムーズに勉強がすすめられます。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

2021年夏期講習を受ける前にやっておきたいこと~6年生の場合~
2020年休講中の抜け
夏期講習前にやっておきたいこと
勉強の体力をつけておく
基礎の復習
スケジュールをたてる