
自分がないと感じていらっしゃる人は割と多く存在します。それでは、自分がない人の特徴とはどのようなものでしょうか。また、自分がない人というのは、どのような人なのでしょうか。
自分がない人の特徴
自分がない人の特徴として、
- 自分の意見や意思というものがない
- 自分の価値観や考えというものがない
- 自分の夢や目標がない
- 行動力や責任感が欠如している
などがあげられます。
人の意見に流されやすく、自分の意見をなかなか言えない場合や、自分の意見があまりない場合などがあります。
また、大抵の人には信念や価値観というものがあり、それに沿って物事を考え、その都度、その時の目標を作り生活していますが、自分がない人は何となく毎日を過ごしていることもあります。
自分という人間がどういう人間なのか、自分自身の主体性があまりないケースも考えられます。
自分がない原因
それでは、どうして自分がなくなってしまったのでしょうか。
これには、いくつかの原因が考えられますが、まず一つ目にヘリコプターペアレントの元に育ったことが原因となることがあります。
ヘリコプターペアレントとは、過保護をあらわす言葉のようですが、子供が失敗しないように、親が先回りをして何でもやってあげてしまう親のことです。
子供時代は素直で従順な良い子として捉えられますが、大人になると自分の意見がなく困ることもあります。
次に、考えられる原因としては、親が何でもコントロールしたがる環境で育った場合です。
何でもコントロールしたがる親は、子供が自分の意見に従わないとヒステリックになったりするため、子供は自分の意見を押し殺すようになります。
元々は自分の意見があったタイプですが、自分の意見を押し殺さないといけないため、徐々に自分の考えや意見がなくなっていきます。
日本という環境
上記にあげた例はひとつの例にすぎませんが、そもそも日本には「長い物には巻かれろ」という考え方が根付いていますし、「年少者が年長者に意見をしたらいけない。」、「主張をしないことが美徳」とする文化があります。
「主張する」ことが悪いこと、もしくは「反抗的」、「挑戦的」と捉えられてしまう文化ですので、なかなか自分の価値基準で生きることや自分の意見を言うことが難しい国でもあります。
また、自分の意見を言ったことで、周囲から浮いてしまうこともありますし、変わり者扱いをされ周囲に馴染めないこともあります。
ですので、日本で自己主張をしながら、周囲と馴染むためにはある程度の要領の良さが求められます。
自分というものを持ちたい
自分がない人が大人になってしまった時、自分の意見がないことやフラフラと生きてしまうことに疲れ、自分を持ちたいと思う方が多くいらっしゃいます。
そういう方々が、まずできる取り組みとしては、自分自身のことを知ることから始めてみることをおススメします。
自分の性格を客観的に見つめ直すことや、自分が得意なこと、苦手なことを知り、まずは自分探しをしてみることです。
自分探しをすることで、いつか自分の生き方というものが見えてくるはずです。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
自分がない人の特徴~原因と対策~
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