五月雨登校でお困りのギフテッドのお子さんは意外と大勢います。五月雨登校になってしまう原因は癇癪や親子バトルで疲れて登校できない、体調不良、睡眠不足、疲労困憊、オーバーワークなどさまざまです。

小学生の五月雨登校

小学生くらいのお子様の場合は、癇癪や親子バトルで眠るのが遅くなってしまい、翌日体調不良に陥ってしまうことや、登校させられる精神状態でないことがあげられます。

その他、睡眠障害によってなかなか寝付けなく、生活のリズムがズレ、五月雨登校になってしまうこともあります。

バトルや癇癪の原因は、学校や塾の宿題が多いように思います。

ギフテッドのお子さんは「書くこと」や「読むこと」に対して著しい嫌悪感を持っていますので、その点を指摘するとたいてい親子バトルになり、就寝時間が遅くなります。

癇癪はお子さんによって違いますが、暴れる子、叫ぶ子、泣く子、フリーズする子などいろいろなタイプのお子さんがいます。

中学生の五月雨登校

中学生の場合は1年生でしたら、環境の変化が大きく、雰囲気や学校のペースに疲れてしまっていることが考えられます。

その他にも、音や会話、表情などに疲れていることも挙げられます。

中学2年生以降の場合には、学習量や活動量が多く、帰宅した際には疲労困憊な状態が考えられます。

そこに病院や塾、習い事が入れば、完全にオーバーワークになってしまい、少しずつ五月雨登校になってしまうことがあります。

また、中学生は大幅に睡眠不足です。中学生の推奨睡眠時間は9時間30分から10時間30分にも関わらず、学校と部活、家庭学習だけでも7時間程度しか睡眠がとれないことが一般的です。

一般的なお子さんは授業中、内職をしたり、睡眠をとったりしますが、ギフテッドのお子さんは授業中眠ることや、内職をすることができませんし、どの教科も割と全力で受けてきますので疲れて帰ってきます。

ある意味、あまり要領がよくありませんので、上手く生活をまわすことができません。

そのことも五月雨登校につながる原因に関わっているように思います。

ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

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