ギフテッドや発達障害のお子さんは自律神経が乱れやすいことから偏頭痛を併発するお子さんが割といます。

偏頭痛の子の幼少期

偏頭痛をお持ちのギフテッドや発達障害のお子さんの場合、小さい頃、よく吐いた(自家中毒症)というお子さんもいらっしゃいます。

周期性嘔吐症やアセトン血性嘔吐症と呼ばれるものです。

自家中毒症も自律神経の乱れから併発するものですので、同じように体温調節に困難さを抱えていることや、睡眠障害を抱えていることもあります。

この自家中毒症ですが軽快することもあれば、一部のお子さんのなかでは片頭痛として残ってしまうこともあります。

児童期から青年期の偏頭痛

ギフテッドや発達障害のお子さんは繊細であるということ、環境への適応が得意ではないため生じるストレス、また睡眠障害から自律神経が乱れやすく、片頭痛を併発しやすくもあります。

また、同じように起立性調節障害も併発しやすい傾向にありますので、片頭痛や偏頭痛、吐き気といった症状があらわれやすいですし、体温調節の苦手さから頭痛があらわれることもあります。

気候や気圧の変化からの偏頭痛

ギフテッドや発達障害のお子さんの場合、気候が不安定な季節や気圧の変化によって偏頭痛があらわれることがあります。

気圧が下がったときに頭痛が現れるお子さんもいれば、気圧が下がる時や気圧が上がる時に頭痛が生じるお子さんもいます。

ですので、どういった時に頭痛があらわれるのか知っておくことも大切です。

水分の摂り忘れからくる偏頭痛

ギフテッドや発達障害のお子さんの場合、声掛けがないと水筒に手を付けません。ですので、知らないうちに体内の水分が不足し、頭痛を引き起こしていることがあります。

「喉が渇いた」という感覚がそもそも薄いですので、お家ではこまめに水分を補給させないといけませんし、小学校であれば先生に声掛けを頼んでおかないと、一日中何も飲んでいないということが起きます。

小学校低学年までは先生方も「水休憩」をとってくれますが、小学校高学年、特に中学生以降は水休憩をとってくれる先生は少なくなりますので、年齢があればあがるほど周りが気に欠けなくなるということを忘れてはいけません。

「それくらいのことはできるだろう」「おおきいから大丈夫」と侮ることが一番危険です。

水分補給は大人でも難しいことですので、あまりお子さんを過信してはいけません。

ボイスカウンセラー
齋藤唯衣

まとめ

ギフテッドや発達障害に多い偏頭痛?
偏頭痛の子の幼少期
児童期から青年期の偏頭痛
気候や気圧の変化からの偏頭痛
水分の摂り忘れからくる偏頭痛