ギフテッド は周囲から 理解されない という問題があります。

タレンテッドのように運動や芸術の才能に恵まれている場合は目に見えて才能があることがわかりますが、ギフテッドのように学力面での才能がある場合には目に見えてその才能がわからないからこそ、やっかみの対象になることもあります。

授業中、集中力がない

ギフテッドのお子さんの場合、学校の授業中、ボーとすることや、他のことをしていることがあります。

担任の先生から「ボー」としている「集中力がない」、「積極性がない」と、親御さんが注意を受けることもあるかと思います。

ですが、お子さんに注意をすると返ってくる言葉は「だって、つまんないだもん。」ではないでしょうか。

ギフテッドのお子さんは理解力が高いため習得するスピードが速く、授業がつまらなくなってしまいますし、類似問題を何度も何度も解くことにも飽きてしまいます。

よって、授業中に「ボー」としてしまったり、他のことをやっているという事態が起きます。

反復練習を嫌う

ギフテッドのお子さんはより難易度の高い問題には興味を示しますが、簡単な問題には興味を示しません。

特に反復練習を繰り返すドリルを嫌う傾向にあり、途中で放棄してしまうこともあります。

また、テストであっても「退屈」と感じた場合には、「やらない」という事態も起こります。

無理にやらせると「この問題、つまらない」を連呼しながらイヤイヤやってくれることもありますが、よほど機嫌がいい時だけでしょう。

また、興味のない科目は学習を放棄しますので、テコでもやりません。

周囲からは、「苦手なことから逃げている」と思われ、弱点克服をせまられますが、苦手というよりも「全く興味がない」のでやらないという方が正しい認識かもしれません。

無理にやらせようとしても、膠着状態に入り時間だけが過ぎてしまいます。上手く乗せてやらせようとしても、イヤイヤやるので時間だけが過ぎていきます。

やればできるのに「もったいない」

「やればできるのにもったいない。」と、周囲からは言われますが、実際はそういう問題ではありません。

「やればできる=努力すればできる」という意味なのでしょうが、ギフテッドの場合、興味のあることは徹底的に(完璧主義なまでに)やりますが、興味のないことは本当に興味がなく、努力という問題だけでは片付けられない部分があります。

また、知能が高い分、「話せばわかる」と思われがちですが、頭では理解していても行動に移すことが難しいという問題があります。

また、「そもそも興味のないモノをなんでやらないといけないのだろう?」という疑問も残ります。

周囲の人間からは「文武両道で羨ましい。」と、言われることもあるでしょうし、「やればもっとできるのにもったいない。甘えている」と、言われることもあると思います。

ギフテッドの家での気性の激しさや、凸凹部分の悩みというものは、なかなか理解されず、相談できる場もあまりないというのが現状です。

ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

ギフテッドは理解されない
授業中、集中力がない
反復練習を嫌う
やればできるのに「もったいない」