ギフテッド のお子さんを育てていると「賢いのか、幼い のか、どちらかよくわからない。」と感じている親御さんもいらっしゃいます。

ギフテッドのお子さんは、賢いのでしょうか?幼いのでしょうか?

賢さと幼さでバランスをとっている

ギフテッドのお子さんを見ていると、現実的で論理的な思考と精神的幼さを併せ持っているという印象を受けます。

例えば、社会情勢や時事問題、他者に関しては大人がハッとするような意見を発することがよくあります。

原理原則に基づいた、しっかりとしたロジックを展開しますので、賢くも大人びているようにも感じます。

ですが、我が事となると精神的に幼い発言や言動を繰り返します。

この落差に親御さんとしては、「この子は賢いのだろうか?それとも幼いのだろうか?」と、判断に迷うことがあると思いますが、この賢さと精神的幼さを足して割ると、それでバランスを保っていると考えることもできます。

こんなに幼くて大丈夫?

ギフテッドのお子さんは、知的能力に比べ、自己判断能力は実年齢以下ということがあります。

それは、前頭葉の発達が定型発達のお子さんよりも遅いためだと考えられています。

ギフテッドのお子さんの場合、20代半ば頃には自己判断能力が知的能力に追いつく割合が高いとされています。

ですので、精神的に幼い面や自己判断能力が幼い面については仕方のないことです。

脳の発達を早めることはできませんので、その部分の成長をせかしたところでお互いストレスにしかなりません。

時間をかけ発達をしているので、周囲はその発達を受け入れ、待つことが大切です。

どうしても、知的能力や社会能力が秀でている分、精神的発達も求めてしまう親御さんや先生方は非常に多くいらっしゃいます。

ですが、その部分はアンバランスであると認識しておかなければ、逆に成長の阻害になると認識いておかなければならないように思います。

ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

賢いのか?幼いのか?ギフテッドならではの疑問?
賢さと幼さでバランスをとっている
こんなに幼くて大丈夫?