普段は 毒親 と離れて暮らしていても、親の介護が始まると 同居 を考えるタイミングが訪れると思います。
それでは、介護のために毒親と再び同居するのはどうなのでしょうか。
物忘れ、徘徊、転倒
物忘れや徘徊、転倒が頻繁に起こり始めると、親との同居を考えるタイミングになることがあります。
民間の施設などに入居できればよいのでしょうが、両親が二人とも健在な場合はなかなか同意しませんし、特養ではないのでそれなりに経済的負担がかかります。
日中はデイサービスやヘルパー支援を使うことができますが、心配なのは夜です。
夜な夜な徘徊してしまいご近所に迷惑をかけることもありますし、夜中にあちこち電話をかけ迷惑をかけることもあります。
また、火の始末を忘れてしまい火事を起こしそうになることや、転倒したまま起き上がれなくなることもあります。
こうなってくると、自分の家だけの事では済まず、親戚やご近所に迷惑をかけることにもなりますので同居を考える始めるタイミングとなります。
再び毒親との同居を考える
若い頃、なんとかして家を出たのに、また同居することになるのは苦しいものがあります。
ですので、毒親との同居は慎重に考えた方が良いです。
まず、両親ともに健在か一人暮らしかということもポイントです。
毒を吐くタイミング
- 2人揃うと無敵になり毒を吐くのか
- ひとりの時にも毒を吐くのか
- 父親と母親、どちらかが片方だけが毒を吐くのか
上記を考え、毒を吐かない方の親、もしくはパートナーを亡くしひとりになり毒を吐かなくなったのなら、同居を考えることもできるかもしれません。
ですが、明らかに毒親との同居が難しいと想定できる場合には、近所に住むなど一定の距離を保った方が良いのかもしれません。
無理をして毒親と同居しても介護をする側が精神的に参ってしまったり、堪忍袋の緒が切れて暴力をふるってしまうこともあります。
さらに、親と共倒れになることも考えられます。
いくら親子でも毒親の場合は、親と子の間に確執がありますし、毒親気質にプラスして認知症が加われば、昔以上に酷いことを言う場合もあります。
ですので、親御さんがどの程度の毒を吐くのかじっくり観察して、同居できるのか、同居しない方が良いのか見極めると良いと思います。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
親の介護で毒親と同居?
物忘れ、徘徊、転倒
再び毒親との同居を考える