人はどういう時に変わりたいと思うのでしょうか。人間関係がうまくいかないときでしょうか。人生に行き詰ったときでしょうか。もしくは、パートナーに恵まれない時でしょうか。
おそらく、人が変わりたいと思う時期は、今の自分ではこれから先うまくいかないかもしれない、と感じた時なのだと思います。
人は変われるのか
人には変わりたいと思う時期や、変わらなければならない時期というものが訪れますが、そもそも人は変われるのでしょうか。
例えば、海外で何年か生活をした人が帰国後、別人のように変わることがあります。
日本にいた頃は引っ込み思案だったのに、帰国後は自己主張でできる明るい人間になったなどです。
この場合は、意識して変わったというより、適応するために変わらざるを得なく、自分でも気が付かないうちに変わったという要素が強いように思います。
このような大きな変化が起これば、人は誰しも適応しようと無意識化で変わることができる可能性が高くあります。
(もちろん、なかには変わることができず、重度のホームシックになり帰国する方もいますが・・・。)
では、環境の変化などの大きな変化がない場合に変わるためにはどうしたら良いのでしょうか。
なりたい自分を思い浮かべる
誰にでもできる簡単な方法としては、自分が理想とする自分像を思い描くことです。
もし、短気な性格で人との関係がうまくいかない性格の場合でしたら、気の長い自分を想像してみると上手くいきやすいかもしれません。
気が長くなったことで得られるメリットとはどのようなものでしょうか。
喧嘩をする時間をなくすことができるかもしれません。人から忍耐強い人間だと思ってもらうことができるかもしれません。自分自身、怒っている自分をイヤになることがないかもしれません。
メリットを考えることによって、怒りたいようなシチュエーションになったとしても、グッと堪えることができます。
それを繰り返すうちに、自分の理想とする自分に少しずつ近づいていくことができます。
今回は、「短期」を例として考えましたが、他の場合でも「なりたい自分」と「そうなった場合のメリット」を考えることで、少しずつ自分を変えていくことは可能です。
今の自分になった原因を考える
今の自分になった原因を考えるということも、自分を変えるひとつの手かもしれませんが、これは一人で実践するにはなかなか難しい手法です。
例え、原因がわかったところで、次につなげる行動は思い浮かびませんし、例え思い浮かんだとしても継続していくにはよほど強い思いが必要になるからです。
このような手法を用いたい場合には専門家やカウンセラーの助けがあるほうが順調にすすむでしょう。
まずは、ひとりで実践したい場合には、過去より未来に目を向け、なりたい自分を想像してみることです。
それでも、うまくいかない場合には専門家やカウンセラーに相談してみると何か手立てが見つかるかもしれません。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
変わりたいのに変われない~なりたい自分になる方法~
人は変われるのか
なりたい自分を思い浮かべる
今の自分になった原因を考える