ギフテッド で起きやすい 不登校原因 は「先生が恐い」という理由です。

実は、この理由は定型発達のお子さんでも発達障害のお子さんでも同じです。

先生が恐い?

「先生が恐い」と聞くと、「何が恐いの?」と思う親御さんもいらっしゃると思います。

ですが、小学校や中学校、高校の頃を思い浮かべてください。優しい先生もいれば、威圧的で恐い先生もいました。雰囲気が恐い先生も、理不尽な先生も、口調の強い先生もいました。

おそらく、子ども達が言っている「先生が恐い」とは、口調の強い先生や理不尽な先生を指すことが多いように思います。

繊細なお子さんの場合

繊細なお子さんの場合、例え自分が指導されているわけではなくても、先生に叱られている子を見るだけで、「先生が恐い」と言い、学校へ行かなくなってしまうこともあります。

そのお子さんに直接関与したわけでないのに、「なぜ、恐いとなるの?」と、お考えの親御さんや先生もいるかもしれませんが、叱られているのを見て、気分の良い子どもはいません。

そういう場面での先生の威圧感や雰囲気を受け取り過ぎてしまい、恐いと感じ泣き出してしまう子もいます。

例え、その場で泣くことがなくても、何度かそういう場面に遭遇することで「恐い」が蓄積し、「先生が恐い」から学校へいけないとなってしまうのです。

正義感の強いお子さんの場合

正義感の強いお子さんの場合は、理不尽な発言や意味のない発言をする先生を恐いと感じ、学校へ行けなくなることがあります。

例えば、意味のわからないことを言う先生、突然怒り出す先生、意味のわからないルールを守らせようとする先生。

こういう先生は「意味がわからないから恐い」わけです。

また、突然怒り出す先生は「怒りのトリガー」がわからないので「恐い」になります。

例えば、男の子の場合、校則で長髪が禁止とされていたとします。それで叱られている子がいたとすると、まずその校則の意味がわかりません。

なぜ、長髪が禁止なのでしょうか。そこに納得のいく理由があれば良いのですが、納得のいく理由も説明されず、叱られるわけです。

校則の意味もわからず、先生が怒っている意味もわかりません。

そもそも、その先生はなぜ怒っているのでしょうか?

おそらく、校則を守らない生徒がいるから怒っているのだと思います。

ですが、そもそもその怒るという行為や感情は、先生自身の気持ちの問題であり、その先生の気持ちを子どもにぶつけているわけですので、子どもからすれば「自分の感情のコントロールができない大人=突然、何をしでかすかわからない大人=恐い」という構造になります。

先生たちはパフォーマンスで怒っているのかもしれませんが、正義感の強い子ども達は「精神構造のわからない変な人」として認識し、恐れているわけです。

いつ、怒り出すかわからないから「行けない」

繊細なお子さんや正義感の強いお子さんにとって、「先生がいつ怒り出すかわからない」という状態は、安心して学校へ通える心境ではありません。

「何かしたら怒られるかもしれない」、でもその「何か」が何かよくわからない。

「怒られるかもしれないから、何もしない」、「怒られるかもしれないから学校へ行けない」となっていきます。

ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

ギフテッドでよくある不登校の原因
先生が恐い?
繊細なお子さんの場合
正義感の強いお子さんの場合
いつ、怒り出すかわからないから「行けない」