
中学受験塾 にかかる 費用 を抑えるためには、必要な講座だけを受講するようにしましょう。
ついつい心配で受講講座を増やしたい気持ちになるかもしれませんが、講座を増やしたところで、子供自身がやりきれなくなってしまえば、あまり意味のあるものとはいえません。
受講講座を選ぶとは?
まず、通常コースの場合、2教科コース、3教科コース、4教科コースと塾によって違いがありますが、コースが選べることがあります。
ですので、受験する学校の受験科目をまず確認しましょう。志望校が3教科受験の場合でも、併願校が4教科受験の学校もありますので、実際は4科目受講するご家庭がほとんどかもしれません。
ですが、1年生~3年生の間は算国の2教科受講、4年生~6年生は算国社理の4科目受講としても良いと思います。
その他、算数の特別コースや、国語の記述コースなどさまざまなコースがオプションで選べますが、これらのコースは必要かどうかで受講するかしないかを決める必要があります。
例えば、記述問題が多い学校を受験するのでしたら、記述コースを受講しても良いでしょうが、記述問題がそれほど出題されない学校であれば、わざわざ受講する必要もないこともあります。
また、算数などの特別講座も受験する学校の算数が特別難しい場合には受講しても良いと思いますが、そうでないなら受講する必要がないコースかもしれません。
また、そもそも基本コースで手一杯な場合は、オプション講座を受講してもやりきれなくなってしまいますので、それであれば基本コースの勉強をしっかりと定着させた方が良い場合もあります。
季節講習はどうする?
やはり、高額な講座は季節講習です。
6年生の季節講習、特に夏期講習は受講した方が良い講習ですが、5年生までの講習は自分で学習をすすめられるお子さんは、季節講習を受講せず、ご自宅で苦手分野の習得にあてることもできます。
ですが、自分で学習をすすめられないお子さんに関しては、学力が低下してしまいますので季節講習を受講した方が勉強のペースが乱れず、何もやらないまま長期休暇が終わってしまった、ということを防ぐことができます。
中学受験塾によっては、季節講習が必須な塾もありますが、受講するか否か選択できる塾でしたら、お子さんのタイプに合わせ受講をきめても良いと思います。
志望校対策講座はどうする?
志望校対策講座も前期・後期とあり選択できる場合には、前期の内容と後期の内容を調べ、本当に必要な方だけを受講することもできます。
塾によっては前期・後期ともに志望校対策講座が必須になっている場合は仕方がありませんが、選択になっている場合には、例えば前期は受講せず、積み残しに時間を当て、後期は志望校対策講座を受講する、とすることもできます。
中学受験はそれなりに費用のかかる受験です。ですが、必要以上に費用をかけたからといって成績が伸びるものでもありません。
お子さんにとって、必要なものだけを受講し、じっくりと勉強をさせることも必要です。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
中学受験塾の費用を抑えるためには
受講講座を選ぶとは?
季節講習はどうする?
志望校対策講座はどうする?