発達障害の原因は？～もし、家族に発達障害がいたら？～

発達障害 の原因とはなんでしょうか。

発達障害を持って生まれる原因はいまだに解明されていませんが、複数の遺伝子的要因と環境因子が組み合わさったことによって発症したのではないか、と考えられています。

育て方に原因がある？

「冷蔵庫マザー」という言葉を聞いたことのある方もいらっしゃると思いますが、以前は自閉症は母親の愛情不足のため起こると考えられていました。

いまでも、「親の育て方が悪い。」、「しつけができていない」などと、母親を批判する方もいます。

ですが、自閉症を含む発達障害は、母親の愛情が不足しているわけでも、育て方やしつけが原因で起きるわけでもありません。

偶然か必然かはわかりませんが、生物学的条件がそろい偶発的に起きてしまったと考える方が妥当のように思います。

もし、大人の方が発達障害と診断されたら、現状問題なく過ごせているのでしたら、なんの問題もありません。

もし、発達障害の症状のため人生がうまくいかないようでしたら、心療内科の先生に相談すると良いでしょう。

もし、お子さんが発達障害と診断された場合には、小さいお子さんでしたら療育センターで療育を受けることもできますし、病院や民間でも言語療法や作業療法を受けることができます。

小学生や中学生くらいのお子さんでしたら、スクールカウンセラーにソーシャルスキルトレーニングを受けられるところはないか相談してみると良いかもしれません。

SSTができるスクールカウンセラーが学校にいる場合には、学校でSSTを受けられることもあります。

お子さんが発達障害と診断されると、ショックを受ける親御さんもいらっしゃいますが、少しでも早くから療育を受けることにより、社会に適応しやすくなります。

ですので、遅すぎるとは思わずに、何かできる事はないか探してみてください。

大人の方でもお子さんでも、発達障害の方が家族にいる場合には、おおらかに接することが一番です。

わかりやすいイメージですと「肝っ玉母ちゃん」です。肝っ玉母ちゃんのように「大丈夫。大丈夫。」と、笑顔で接していると、意外と大丈夫になったりもします。

発達障害の方（子）は、とても素直ですので、「大丈夫。大丈夫。」と、おおらかに接していると、持ち前の本領を発揮し、家族のなかで自分の居場所を見つけることができることもあります。

逆にあまり心配しすぎたり、構い過ぎてしまうと「ギャー」となってしまうこともありますので、注意が必要です。

発達障害の原因は？～もし、家族に発達障害がいたら？～
育て方に原因がある？
もし、発達障害と診断されたら？
家族がおおらかなことが一番