
勉強しないのに 中学受験 をしたい、勉強しない のに塾には行きたい、というお子さんがよくいらっしゃいます。
親御さんからしてみると、勉強しないのに塾には行きたいというお子さんの言葉も理解できないでしょうし、中学受験をすると言う割には勉強しないお子さんの気持ちも理解に苦しむものがあるかもしれません。
なんで勉強しないのか?孤独な戦いになっていないか?
そもそも小学生はひとりでは勉強をしません。
塾の勉強は先生が楽しい授業を繰り広げ、みんなで演習問題を解き、団体戦のようにみんなで勉強することができますが、家でひとりで勉強するという個人戦は年齢的に難しいものがあります。
ですので、勉強をみてあげる必要性はありませんが、気にかけてあげる必要があります。
たまに、ノートを覗いて「もう、こんなに終わったの?すごいね~。」と、声をかけてあげても良いと思いますし、たいして問題に手をつけていなくても、「ひとりで解いたの?すごいね~。」と、声をかけるのでも良いと思います。
プラスになる声掛けをしてあげることで、子どもは「勉強を孤独な闘い」とは感じないでしょうし、「家族の団欒に入れない。」と、感じることも減るのではないでしょうか。
ですが、「気にかける」が「監視」になると、お子さんは勉強をしなくなりますので、「気にかける」程度に留めることが大切です。
何をやらないといけないのかわかっていないこともある
塾ではたくさんの教材が配られ、たくさんの宿題が出されます。
お子さんによっては、何から手をつけてよいのかわからず、何をして良いのかわからなくなってしまい勉強が始められないこともあります。
このような場合には、宿題の量や復習範囲の量をみて、親子で一緒にいつ何をするのかスケジュールを立て、簡単でもいいのでメモにし目に留まるところに張っておいてあげると、視覚的に何をすればよいかわかるようになり、スムーズに勉強が始められるようになることもあります。
また、高学年になると大量のプリントに追われ、やっていないのか、終わったプリントなのかもわからなくなります。
ファイリングが難しい様なら、配られたらなるべく早く終わらせてしまい、プリントが溜まらないようにすることも大切です。
弱点強化に力を入れ過ぎていないか?
弱点強化や苦手範囲の習得は素晴らしいことですが、苦手なところばかりの勉強だと疲れてしまいます。
大人でも「やりたくない」ことをやらなければならないとき、なかなかやる気が起きず、ついつい他のことをしてしまうこともありますよね。
お子さんも同じです。ですので、弱点強化ばかりですと、面白くなくなり、進まなくなり、手が止まってしまうことがあります。
ですので、通常の復習や宿題にほんの少しだけ苦手分野の復習を足し、一度にやるのではなく、コツコツと時間をかけて苦手分野の復習をするよう配分をすることも大切です。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
なんで勉強しないのに中学受験がしたいの?
なんで勉強しないのか?孤独な戦いになっていないか?
何をやらないといけないのかわかっていないこともある
弱点強化に力を入れ過ぎていないか?