昨今、不登校 の子ども達のためにさまざまな取り組みがなされています。ギフテッド のお子さんのなかにも、適応教室を試されるお子さん、フリースクールを試されるお子さん、通信教育を試されるお子さん、さまざまなお子さんがいらっしゃいます。
なかなか行ける場所が見つからない
ギフテッドのお子さんを持つ親御さんはお子さんが通える場所を一生懸命探されています。
ここなら通えるかもしれないという場所を見つけ、お子さん自身もここなら通えるかもしれないと感じるのですが、いざ登校となると動けないことが多々あります。
もちろん、上手く波に乗り登校をスタートできるお子さんもいるのですが、多くのお子さんがいざ行こうと思うと、身体が動かなくなってしまいます。
では、なぜ身体が動かなくなってしまうのでしょうか。
まだまだ身体的疲労や精神的疲労が回復していないのかもしれませんし、「行けなかったらどうしよう?」という不安でいっぱいいっぱいになっているのかもしれません。
特にこれまで「行けなかった経験」が多いお子さんほど、「また、行けなかったらどうしよう。」「両親に迷惑をかけてしまう。」という想いを強く持っています。
親御さんが一生懸命どうにかしようと動いていることを知っているからこそ、「行けなかったらどうしよう」「また、迷惑をかけてしまう」「あきれられてしまう」と感じ、親御さんの思いとは裏腹にどんどんひとりで追い込まれてしまうことがあります。
こういったケースの場合、箱を変えても上手くいかないことがほとんどです。
待つことも大切
ギフテッドのお子さんは、本当によく考えます。考えている時間は、とても苦しそうで、見ていることしかできない親御さんは、どうにかしてあげたいといろいろな提案をします。
ですが、この考える時間を大切にしてあげて欲しいと思います。
考え抜いた先に、納得できることや腑に落ちることもあるでしょうし、この先「自分がどうしたいのか」という答えも見つかるはずです。
あとはムリをさせず、本当に少しずつ慎重に活動の範囲を広げていくことが大切です。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
不登校のギフテッド どうしたらいい?
なかなか行ける場所が見つからない
待つことも大切