よく聞く中高一貫校の 私立中学 とは どんなところ なのでしょうか。

高校受験もなく、のびのびしている?

中高一貫校と聞くと、高校受験もなく、部活に没頭し楽しく過ごせるイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

そのような学校もあるのかもしれませんが、大抵の中高一貫の私立中学は入学後も難易度の高い授業が展開されます。

授業進度も早いですし、オリジナルテキストの場合が多いので、内容が一部高校の内容になることもあります。

ですので、体調不良などで欠席が続いたり、疲れてしまって復習ができなかったりすると、授業がわからなくなってしまうこともあります。

また、公立校のテキストと違いますので、塾に通っていてもそもそも学習している単元が違うということも起こります。

私立の方が自由?

一般的に私立は面倒見が良い、自由と聞くことが多いと思います。

各学校により特色はそれぞれですが、豊富なプログラムが用意され、施設設備も整っており、やりたいことや学びたいことが自由に学びやすい環境下にある学校がほとんどかと思います。

ですが、その自由さゆえ、数多く選択してしまうと許容量をオーバーしてしまいますので、失敗しながらでもある程度、自分で絞っていく能力も必要になります。

また、宿題の少ない学校ですと、自分自身でテストまで何をやるのか、決めなければなりません。

自由な校風というのは、「好き勝手やっていい」という意味ではなく、教師の指示を待つのではなく、「自分で考えて物事を計画し、進めていく力」が求められるということです。

私立は面倒見が良い?

私立は面倒見が良いと一般的によく聞きます。

学校によりますが、こまめに確認テストを行い、基準に満たない場合には授業後補習を行ったり、夏休みの期間、補習を行うなどして、面倒見良く学習をサポートしてくれる学校もあります。

そういう勉強スタイルが合うお子さんには良い取り組みだと思いますが、自分で学習計画を立て、習得していくタイプのお子さんですと、常に確認テストに追われてしまうこの学習スタイルが合わないということもあるかもしれません。

また、課題の非常に多い学校の場合も「塾いらず」で良い面もありますが、自分の学習スタイルよりも課題に追われる生活になりますので、合うお子さんと合わないお子さんがでてきます。

私立校は学習面においては面倒見の良い学校が多いように感じますが、それ以外の日常生活の面においては、自己管理が問われる学校が多いように思います。

また、お子さん自身がなんらかの特性を抱えている場合、どこまで配慮して頂けるのかは学校によって異なりますので、直接学校へ確認してみると良いと思います。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

私立中学ってどんなところ?
高校受験もなく、のびのびしている?
私立の方が自由?
私立は面倒見が良い?