カウンセリングは本当に効果があるのかと疑問をお持ちの方もいらっしゃいます。それでは、カウンセリングが良い効果をもたらす時とはどのような時なのでしょうか。

問題意識を持ち合わせている

そもそもカウンセリングを自ら申し込むということは解決したい問題があるということなのですが、カウンセリングではこの「問題意識」が重要となります。

「問題意識がない」、もしくは「改善したい」と考えていない場合にはカウンセリングを受けても効果はありません。

解決したい問題があり、改善したい気持ちがあることがカウンセリングを受けるうえでは前提となります。

また、カウンセリングを良い方向へ進めるためには、「自分自身と向き合う力」、「思考する力」、「問題意識を持つ力」が必要となります。

カウンセラーを信頼する心

カウンセラーとお客様は初対面ですので、お互いの性格や人格がわからず緊張してしまうことがあります。

そのような中、お話を通しカウンセラーと信頼関係を築いていくのですが、もしお客様がカウンセラーを試すような言動をしたり、半信半疑な気持ちを抱いていたりすると、カウンセラーと良好な信頼関係を築くことができません。

そして、信頼関係がなければお客様から本音や本心を聞くことができませんので、カウンセリングが遠回りしてしまったり、お客様自身カウンセリングを受けることがイヤになってしまいます。

カウンセリングを良い方向へ進めるためには必ずカウンセラーとの信頼関係が必要となります。

長期間カウンセリングを受けられるか

カウンセリングというものは数回受けただけでは効果はありません。

まずは、お客様との信頼関係を築き、お客様の置かれている状況を把握しなければ、根本的な解決はできませんので、お話を聞くだけでも数回は必要となります。

そのなかで中期的な目標や長期的な目標を決め、問題解決に向け取り組んでいくわけですが、問題を解決するためには「自分の考え方」を変えなければならないこともありますし、「自分の行動」を変えなければならないこともあります。

ですが、習慣化してしまっている言動を変えるということは勇気の必要なことですし、時間のかかることでもあります。

ですので、カウンセリングの効果というものは複数回カウンセリングを受けないと感じられないものかもしれません。

カウンセリングが成功しないとき

カウンセリングを受けてもなかなか効果が期待できないこともあります。

それは、どのような場合でしょうか。

カウンセリング効果のない人の特徴

  • 自分自身のことを理解していないタイプ
  • 考えることを嫌うタイプ
  • 感情に振り回されるタイプ
  • 自分自身と向き合えない(内省を嫌う)タイプ
  • 事実と感情を整理できないタイプ
  • 問題意識がないタイプ
  • 改善しようと思っていないタイプ
  • カウンセラーと信頼関係が築けないタイプ

結局、カウンセリングって効果があるの?

結局、カウンセリングで効果がある人というのは、「切羽詰まった問題を抱え」、その問題に「本気で取り組む気持ちがあるかどうか」ということになります。

カウンセラーは、弁護士でも相談員でもありませんので一朝一夕に問題をサクッと解決できるわけではありません。

カウンセラーはあくまで、お客様自身に問題解決能力を身に着けていただくために、一緒に問題を解決するパートナーのような存在です。

ですので、カウンセラーに問題を解決してもらおうという受け身な姿勢ではなく、自身自信が問題を解決するという姿勢でなければ良いカウンセリングは受けられません。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

効果的なカウンセリングを受けるための3つの良い条件
問題意識を持ち合わせている
カウンセラーを信頼する心
長期間カウンセリングを受けられるか
カウンセリングが成功しないとき
結局、カウンセリングって効果があるの?