
子育てでイライラした時にはどのように対処すればよいのでしょうか。
近年、育児は周囲に気を使いながら行わないといけませんし、育児本はその時のブームに合わせ書かれたものですので、年々変化します。
例えば、「自己肯定感を高めるために褒める育児が良い」と書かれていたかと思うと、数年後には「むやみに褒めていいわけではない」と、いうように変化します。
ですので、真面目なご両親ほど「どう育てていいかわからない」と、なってしまいます。
では、子育てでイライラしないためにはどうしたらよいのでしょうか。
自分が良いと思う育児をする
インターネットやSNS、育児本には素敵な育児方法や育児情報に溢れています。
そういうものを目にすると、自分の育児方法に不安を抱くこともあるかもしれません。
ですが、育児には「こうしたからこうなる」というような原因と結果はほぼ存在しないように思います。
子供が受ける影響というものは、ご両親だけでなく、保育園や学校、塾、習い事の先生やお友達、メディアや本、ゲームなど多岐にわたります。
現代の子供は幼少期から多く習い事をしていることもあり、お家で過ごす時間(眠る時間以外)よりも外での活動時間の方が長いかもしれません。
ですので、ご両親の育て方がお子さんの性格に100%影響するとは言えません。
それならば、ご両親が楽しいと思う育児を肩の力を抜いて行うことが一番なのではないでしょうか。
イライラするときは話しをする
子育ては子供のペースで行うものですので、なかなか思うようにいかずイライラすることは多々あるかと思います。
あとで、「あんなに怒らなくてもよかったな。」と、後悔することさえあります。
また、子供が思いがけない行動をし、どうしても叱らなければならないこともあります。
育児は思うようにいかないことばかりです。
ですので、イライラした気持ちをおさえるためには、話しをすることが一番です。
話しをすることで「スッキリする」という利点もありますし、「気持ちを整理できる」という利点もあります。
イライラは溜めておくと、ついつい子供に強く当たってしまう原因になります。
あとで後悔するくらいでしたら、そうなる前にイライラした気持ちを誰かに聞いてもらうことが一番です。
睡眠を十分にとる
子育て中は、育児や家事、仕事に追われ、睡眠時間が短くなりがちです。
学校に通うようになると塾や部活などにより、ご両親も朝早くから夜遅くまで起きていないといけない状況になります。
ですが、睡眠不足があまりに重なると、疲労から小さなことでもイライラしやすくなりがちです。
いつもなら、怒らないような出来事でも腹が立ってしまうこともあります。
1日くらいの睡眠不足ならまだ良いのですが、睡眠不足が何週間、何か月、何年と続くと、イライラだけでなく、気も滅入ってしまいますので、睡眠時間はしっかり確保するようにしましょう。
もし、寝不足なようなら、1日のどこかで30分程度仮眠するだけでも、気持ちがスッキリします。
多少、家事が手抜きになっても、たまには食事がデリバリーやお惣菜になっても良いと思います。
まずは、ご両親自身が心に余裕を持ちませんと、落ち着いた育児ができませんので、完ぺきに家事や育児をこなそうとしないことが大切です。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
子育てでイライラした時の簡単な対処法
自分が良いと思う育児をする
イライラするときは話しをする
睡眠を十分にとる