コロナの感染が拡大するなか、学校へ行かせるべきか、コロナ対策 として 自主休校 させるべきか悩まれている親御さんも多くいるかと思います。

ワクチンを打っているのか、基礎疾患がある方がご家族のなかにいるのか、ご高齢の方がご家族のなかにいるのか、共働きなのか、各ご家庭の状況により登校するのか自主休校にするのか判断がわかれるところですので、各ご家庭しっかりと話し合われると良いかと思います。

ワクチンを打っているのか

ワクチンについては、現状では12歳以上ですので、幼児や園児、またほとんどの小学生はワクチン接種ができません。

ですので、保育園や幼稚園、小学校に通われているお子さんがいるご家庭ではワクチンを接種していないご家族がいることになります。

また、30代~50代の子育て世代では、まだワクチン接種の順番が回ってこず、ワクチン接種ができない親御さん達もいますし、またそもそもワクチンが打てない親御さんもいます。

家族全員がワクチン接種を終え、ご高齢の方や基礎疾患のある方がご家族のなかにいらっしゃらない場合は、ある程度のリスクの軽減がはかれると考えることができます。

ですが、家族全員がワクチン接種を終え、ご高齢の方、もしくは障害、基礎疾患のある方がいないご家庭というのは、現実的には少ないのではないでしょうか。

ご高齢の方や障害、基礎疾患のある方がご家族にいる場合

本人、もしくはご家族のなかにご高齢の方や障害・基礎疾患のある方がいる場合には、自主休校を考えざるを得ません。

特に学校へ登校する子供が12歳未満の場合、ワクチン接種を終えていませんので、感染をして自宅へウィルスを持ち帰ってしまうことも考えられます。

お住いの地域の感染状況や医療状況を確認し、登校しても良さそうか、自主休校にした方が良さそうか、ご家族で話し合うべきです。

また、学校へ登校する本人が基礎疾患を抱えている場合には、より慎重に検討すべきです。

子供が感染をした場合のリスク

もし、お子さんが感染をした場合、たいていの場合は自宅療養になると考えられます。また、ご家族は濃厚接触者となり、出勤できなくなる可能性があります。

まず、小さいお子さんの場合、陽性であっても軽症者施設へ入ることが難しいという現実があります。

重症化すれば入院になるでしょうが、そうでない限りは自宅で過ごすことになります。

ですが、小さいお子さんを他の家族に感染させないように、別室で過ごさせることはできません。

また、子供はいろいろなところを触りますので、大人の陽性者がいるのとはわけが違います。

大人のようになるべくあちこち触らないように気を使ってくれることも、なるべく移動しないようにしてくれることも、お手洗いやお風呂を使ったら消毒をしてくれることもありません。

それどころか、小さいお子さんの場合は、ひとりでお風呂に入ることもできません。

ですので、お子さんが陽性者になった場合、大人の方は常に除菌作業に追われることになりますし、万一、ご自分が感染すれば「誰がお子さんの面倒をみるのか」ということにもつながります。

また、最悪のケースとしてはお子さんが親御さんを失うことも考えられます。

誰も責任をとってくれない

共働きのご家庭は学校へ登校させるしかないという状況でしょうが、もしご家庭のなかに誰か大人の方がお家にいる場合には自主休校を検討しても良いと思います。

家族になにかあった場合、学校も行政も誰も責任をとってくれません。すべて、自己責任になります。

ですので、お住いの地域の感染状況や、ご家族の状況、ワクチン接種の有無を踏まえた上で、各ご家庭しっかりと話し合い、登校をするのか、自主休校をするのか、考えるべきです。

同調圧力やママ友関係、いろいろあるかもしれませんが、各ご家庭、それぞれ状況は異なります。

周りに流されることなく、ご自分のご家庭の状況を踏まえ、検討すべきなのではないでしょうか。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

コロナ対策として自主休校させるべきなの?
ワクチンを打っているのか
ご高齢の方や障害、基礎疾患のある方がご家族にいる場合
子供が感染をした場合のリスク
誰も責任をとってくれない