
「糖質オフ、糖質カット、糖質フリーなど・・」
健康やダイエットのために、今は糖質をなるべく摂らないという風潮があります。それらは 血糖値ダイエット と言うこともできます。
血糖値をきちんと管理することで、身体とこころにもたくさんのメリットがあります。
糖質は摂って良いの?悪いの?
まず、糖質が入っている食べ物にはお砂糖や、炭水化物があります。
その他には、野菜にも糖質は含まれていますし、ドリンク類やドレッシング、焼肉のたれのような、ソース系にも糖質は含まれています。
実は、糖質は私たちの身体を動かすエネルギー源でもあります。
車でいえばガソリンのようなものなのですが、人の場合は体温の維持や、活動に使うエネルギーになります。
もちろん、脳にも影響します。糖質は一日300g必要と言われ、脳はそのうちの120gを必要とします。
脳は生命活動を支配していますので、糖質がいかに、大切なものか理解できると思います。
甘いものは脳に良いという考えは正解なのです。
糖質と血糖値の関係について
血糖値とは血管の中のブドウ糖の事です。私たちは、血糖値の上昇を感じ満腹を感じます。
ですので、水で胃袋をいっぱいにしても、血管の中に糖分がないと、お腹は空いているので満腹のサインはでません。
胃袋がいっぱいだから、お腹もいっぱいというわけではないのです。
ですので、今日は水だけにしようということは出来ないのです。
- ご飯を食べる
- 血糖値が上がる
- お腹がいっぱい
- 食べるのをやめる
上記のように満腹中枢が作用して、食事が終わるわけです。
上がりすぎた血糖値はインシュリンが下げてくれます。(下げるホルモンはインシュリンひとつしかありません。)
こうして、普通の食事はだいたい4時間で消化します。うどんやパンだけですと2時間で消化します。
そして、血糖値が下がると、脳が何か食べなさいというサインを出します。
血糖値が下がってくると、血糖値を上げるために、身体から、5種類のホルモンが放出します。
ホルモンとは、わたしたちの身体で作られ、身体のバランスを調整しているものです。
簡単には、低血糖にならないようにいろいろなホルモンが出現するように身体の機能は上手くできています。
人間の生命防御能力は高いのです。
いらいらを生む低血糖状態>
低血糖を防ぐものに、神経伝達物質のアドレナリンというホルモンがあります。感情の変化に大きく関与するホルモンです。
過剰に分泌されると攻撃性が高まり、イライラや怒りっぽくなり、不安感が増します。
お腹が空くという事は、人間にとって、生命活動を維持するためには、最悪な事態ですから危機感は増大します。
ですので、お腹が空くとイライラしますし、集中力が低下したり、判断力が鈍くなったり、やる気がでなくなることもあります。
血糖値スパイクという言葉をご存じですか。血糖値の急激な上昇が、急激な低下を招くことをあらわします。
その時に、急に下がってしまうと、今度は、上げないといけないと身体が反応して、甘いものを食べるように指令します。甘いものは、すぐに血糖値が上がるからです。
ですので、甘いものばっかり食べてしまっているなと、罪悪感を持つ必要はありません。決して、自分の意志が弱いわけではないのです。
血糖値が上がる食事をしないようにすることがその対処法になります。
血糖値を上げすぎない食事を心がけてみてください。
例えば、パスタのみ。菓子パンのみ。おにぎりのみといった炭水化物のみの食事は、お腹を満たすためには、量も必要になり、ついつい食べすぎてしまう傾向にあります。
ここのところだけでも、気を付けて頂ければ、急激な血糖値の上昇はないと思われます。
これが血糖値ダイエットと言えるところです。
血糖値を上げすぎない食事をすることで、午後の眠気やだるさ、やる気のなさ、また不要ないらいらや不安感などを解消できます。
ボイスカウンセラー
片桐 かおり(かたぎり かおり)
まとめ
おススメ!血糖値ダイエットでイライラがなくなる!
糖質は摂って良いの?悪いの?
糖質と血糖値の関係について
いらいらを生む低血糖状態