12月、受験の季節も近づき、塾から合格祈願グッズを配布されたご家庭も多くあるのではないでしょうか。

合格手ぬぐい応援メッセージ を書いて欲しいと頼まれ、これまでの苦労が走馬灯のように頭をかけめぐるご両親も多いかと思います。

合格手ぬぐいに何をかこう?

まだ小さかった小学校低学年に入塾し、今ではすっかり身体も大きくなり、楽しかったお勉強から問題に真剣に向き合う受験勉強へと変わり、今まさにラストスパートかけている子どもたちの姿をみると、親御さん達も「もうじき終わるのか…。」と寂しく思われているのではないでしょうか。

振り返れば、勉強した時間よりも泣いた時間や親子喧嘩をした時間の方が長かったと苦笑されているご家庭も多くあるでしょうし、学校へ行く時間よりも塾へ行っていた時間の方が長かったと感じられているご家庭もあると思います。

クラス落ちをしないか、席順が後ろだったらどうしよう、と週末のテストのたびに不安に駆られたご家庭もあったことでしょうし、子ども達も幼いうちから競争社会へ投げ込まれ、精神的ダメージを受けたことも、自己肯定感が下がってしまい、なかなか浮上できないという経験もしたのはないでしょうか。

楽しくもあり、苦しくもあり、時には悔しい思いをし、それでも耐えた塾生活は、子ども達を精神的にたくましい人物へと変えていったことと思います。

投げ出さずに最後まで続けたこと、それだけでも価値のあることだと思います。

もちろん、「合格」のために子ども達は日々勉強を続けているわけですが、親御さんからすれば諦めずに、泣いても怒っても、腹が立っても、勉強だけは続けてきたお子さんのことを誇りに思う気持ちでいっぱいだと思います。

今、合格てぬぐいを目の前にして、涙が溢れてしまう親御さんも多くいるのではないでしょうか。

二人三脚で頑張ってきた日々を思い出し、最後にお子さんに親御さんの想いを応援メッセージとして書いてあげたらいかがでしょうか。

合格手ぬぐいを書く注意点

まず、手ぬぐいはインクが滲みやすいので、ゆっくり丁寧に文字を書くと滲んでしまいます。手早くメッセージを書くようにしましょう。

次に買ったばかりのペンを初めて使う場合には必要以上にインクがでてしまうことがありますので注意した方が良いかもしれません。

水性ですと濡れた時に滲んでしまいますので、細めの油性ペンを使った方がよろしいかと思います。

紙とは違い、ペン先が引っかかることがありますので文字を小さく書きすぎないこともポイントです。

合格手ぬぐいは塾のよっては、寄せ書きのように先生やお友達がメッセージを書き込んでくれますので、刺繍や絵を描きたい場合には、あらかじめ絵を描いたり、刺繡をしておくと、あとでスペースに困ることがありません。

また、必ず書いて欲しい先生やお友達がいる場合には、マスキングテープなどを貼り、書く場所を確保しておきますと、スペースがなく書いてもらえなくなったということを防ぐことができます。

最後にスペースがあれば、お子さん自身の想いを手ぬぐいに書くことで、受験に向けさらに気持ちが高まる可能性もあります。

受験に向けてラストスパート

合格グッズやお守りが配られ、お子さん自身も受験が間近だと肌で感じていると思います。また、てぬぐいに書き込まれるメッセージを見て、気持ちものってくる頃です。

この時期は、「終わらない」と必死に勉強する時期でもありますが、夏期講習からノンストップで走ってきた子ども達が体調を崩しやすい時期でもあります。

親御さんとしてできることは、出願を忘れないこと、勉強に漏れがないか確認すること、そしてお子さんの体調に気を配ることだけです。

2月入試まで、あと1か月。

長く続いた親子二人三脚での戦いも終わりを迎えようとしています。
有終の美を飾れるよう、最後まで思いっきり駆け抜けてください。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

合格手ぬぐいの応援メッセージを書く注意点
合格手ぬぐいに何をかこう?
合格手ぬぐいを書く注意点
受験に向けてラストスパート