お子さんに 発達障害 があり 中学受験 をする場合、なかでも上位校を受験する場合には 注意点 があります。

前受校での注意点

発達障害のあるお子さんは、定型発達のお子さんよりも疲れやすいという特徴があります。

特に本命校が難関校の場合には、受験の解禁日の早い他県に前受をしに行くこともあるかと思います。

遠方ということ、またいつもと違った生活リズムや環境によって、発達障害を持つお子様は疲れを強く感じてしまうことがあります。

ですので、発達障害を持つお子様の場合、遠方で受験される場合には少し余裕をもって入試スケジュールを組まれることをおススメします。

遠方での入試のあと、すぐに次の学校の入試がありますと体力的に持たなくなり、寝落ちしてしまうこともありますし、感情のコントロールができなること、フリーズしてしまうことなども考えられ、せっかくのリズムが崩れてしまうことも考えられます。

入試スケジュール

入試が解禁されますと、土日祝が入試になることも、午前・午後が入試になることもあります。

それと並行して塾の対策講座が開かれることもありますので、朝早くから夜遅くまでフル稼働しなければならないこともあります。

ですので、対策講座は何をいつ選択するのかスケジュールを確認して、無理のない範囲で受講しなければなりませんし、入試の組み合わせも体力的・精神的に無理のない範囲でスケジュールを組まなければなりません。

特に発達障害をお持ちのお子さんは、「いつもと違う環境」に強いストレスを感じるお子さんが多くいますので、いつも以上にご両親が配慮し入試や対策講座のスケジュールを組む必要があります。

スケジュール通りに進まない

もし、体力的・精神的疲労がみられた場合には、例えスケジュール通りに進まなくても、対策講座を欠席する、または入試を減らすことも考えなければなりません。

併願校で合格がひとつでも取れているのなら、思い切って本命校までの間の入試をいくつか欠席し、体力を温存しながらお家で本命校に向けての勉強に集中するということもできます。

無理を押してまで多くの学校を受験するよりも、本命校でなくても「通いたい」と思える学校に合格しているのであれば、後は体力温存のため本命校に的を絞るという判断(決断)を下す必要もでてきます。

その場合には、ベストなコンディションで本命校の受験を迎えるためにはどうしたら良いか、お子さんとよく話し合う必要がありますし、必要であれば塾の先生にアドバイスを求めても良いかと思います。

大切なことは本命校の入試に無事に行けるかということです。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

発達障害の中学受験での注意点
前受校での注意点
入試スケジュール
スケジュール通りに進まない