タブレット 学習効果 は良いのか 悪い のか、疑問を持つ親御さんも多いのではないでしょうか。

コロナでの一斉休校を受け、塾でも学校でもタブレットを使用する機会がとても増えています。

学習ツールとしては手軽なタブレットですが、習得できるのかといえば、それは別問題です。

動画授業が多すぎる

タブレットが導入されてからというもの動画授業が増えている学校や塾があります。

休校中でしたら動画授業やオンライン授業は仕方のないことですが、通常の授業にプラスして動画授業となりますと、やはり見ている時間が長くなり、演習を解く時間が減ってしまいます。

また、数多くの動画が配信されますが、子ども自体は日中の学校での授業や夕方からの塾の授業で疲れてしまい、あまり集中して観ることができないという難点もあります。

大人であっても、動画授業はあまり長いと飽きてしまいますし、身体がダルクなってしまうこともあります。

あまり動画授業が多くてもやりきれない、観ても集中して観られないということが起きてしまいます。

何をしているのかわからない

タブレット学習ですと、親御さんの方からは何をしているのかわからない状態になります。

動画授業を観ているのか、タブレット上での課題を解いているのか、はたまたユーチューブを見ているのか、検索をかけて遊んでいるのかもわかりません。

ですので、勉強をしているのか遊んでいるのかもわかりませんし、どのような問題にどれくらいの時間がかかっているのかもわかりません。

やはり、子どもは大人ではありませんので、テスト前だろうが受験前だろうが、スマホやタブレットで遊んでしまうこともあります。

手で書いているものに関しては、どんな難易度のものをやっているのか、考え方があっているのか、たまにチェックすることもできますが、タブレットですとそういうわけにもいきません。

動画授業を観て、わかっていると勘違い

動画授業は教科書や資料集、辞書などで調べるよりも、はるかに手軽です。ですが、人間は手軽に覚えたものはすぐに忘れてしまいます。

また、動画授業を観ることによって、わかったと勘違いしてしまうことも多々あります。

「わかった」と感じることと、実際に「問題が解ける」こととは別問題です。

ですので、動画授業だけを見て、演習をやっていない場合には注意が必要です。

動画授業では理解できていたのに、実際に問題を解いてみたらよくわからなくなってしまったということも起きます。

特に算数や数学などで暗算で解いている場合には注意が必要です。

実際に式を立てて解いた時に解けないこともあります。

動画授業を観たばかりのときは、わかっていることでも時間がたつとボンヤリとしか覚えていない可能性は非常に高くあります。

ですので、動画授業を観た後には、なるべく演習問題をノートに解くようにした方が多少なりとも学習効果はあるように思います。

ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

タブレット学習の効果は悪い?
動画授業が多すぎる
何をしているのかわからない
動画授業を観て、わかっていると勘違い