前編 では解決しない問題にどう対処するのか、というお話をしましたが、後編では人が本当の望んでいるものは何か、についてお話させて頂こうと思います。

解決しない問題があっても、あなたが本当に望んでいるものは何か?

今の、解決しない問題がなくなれば、あなたは幸せですか?

あなたの本当の夢や願望は何でしょうか。

お金持ちになりたい。結婚したい。○○という職業に就きたい。

などとさまざまな願望がありますね。

では、その願望が叶えられたら、あなたは必ず幸せになりますか?

その瞬間は幸せかもしれませんが、変化していくのが人間です。

人の願望は、その人の経験や状況によって変わっていくものです。

実は人が本当に手に入れたいものは「気分」なのです。

お金持ちになって、いい気分、結婚して、幸せな気分、うれしい気分、楽しい気分、充実した気分になりたいのです。

「~になりたい」「~したい」というのはあくまでも手段であって、その手段を使って、心地良い気分を手に入れたいのです。

日常的にも、お風呂に入って、いい気分。
掃除や洗濯をして、すっきりといい気分。
おしゃれをして出かけるのも、いい気分。
お酒を飲んだり美味しいものを食べるのもいい気分。

そう考えると人はいい気分になりたい生き物なのです。

それは、人の脳には快と不快の気持ちがあり、それは同時には味わえないような仕組みがあるからです。

不快な出来事があった時、時計の振り子のように、不快の方へ。
でも、そこにとどまる事はつらい事。

お風呂に入って気分を変える。
ご飯を食べて気分を変える。

日常は私たちがいい気分と思わせてくれるものがたくさんあるのです。

人の感情は常に揺れ動いています。

楽しい、おもしろいと思うポジティブな感情の時もあれば、苦しい、つらいと思うネガティブな感情に襲われる時もあります。

振り子の法則とよばれていて、人の感情はこのように働くのが正常です。

大切なのは、マイナスな感情をそのままにしない事です。

向き合う勇気がないといつまでも解決しない問題としてあなたを苦しませます。

嫌な気分をそのままにしておくと、こころも身体も壊れてしまいます。

ボイスカウンセラー
片桐 かおり(かたぎり かおり)

まとめ

解決しない問題があって暴飲暴食になっていませんか?(後編)
解決しない問題があっても、あなたが本当に望んでいるものは何か?