
もうすぐ中学受験本番なのになかなかスイッチが入らず勉強しないお子さんに悩まされているご家庭もあるのではないでしょうか。
それでは、なぜ中学受験目前だというのに勉強しないのでしょうか。
季節講習でのスケジュールの乱れと疲労
これまで、勉強をコツコツとやってきたお子さんも、これまでも勉強をあまりやってこなかったお子さんも、季節講習後は講習の疲れから、あまり勉強をしなくなる時期ではあります。
学校が休みになり、塾の通常授業も季節講習へと変わり、一日のスケジュールが変わります。いつもとスケジュールが変わると、スケジュールと体調を調整するのは1週間ほどかかるご家庭が多いのではないでしょうか。
特に今回のようなコロナ禍では夏期講習のスケジュールが途中で変わるケースもありましたので、体調管理の難しさを感じたご家庭もあったかと思います。
そして、季節講習が終わると、学校が始まり、塾も通常授業に戻ります。
スケジュールが変わるたびに家庭学習の時間と外出をする時間が変わるわけですので、リズムやペースが乱れやすく、疲労しやすくなります。
大人でも日勤になったり、夜勤になったりすれば疲れると思いますが、変化に弱い成長期の子供達はより疲労を感じやすいのかもしれません。
また、そもそも高学年の季節講習が長時間であり長期間続きますので、その疲れがあらわれやすい時期でもあります。
友達と遊べない
今年は、コロナ禍ということもあり、夏休み明けの学校は短縮されているところが多いのではないでしょうか。
子供にとっては、休み時間友達と遊ぶことも溜まった疲れを吹き飛ばす機会でもあります。
ですが、今は学校へいってもお友達と大きな声をだして遊んだり、走り回ったり、お喋りをしたりということができません。
運動をしたり、お友達と遊んだり、お喋りをする時間が十分に得られないのであれば、どうしてもストレスや疲れを発散させることができません。
よく休む
特に受験の近い6年生は、勉強しないと親御さんの方が焦ってしまうと思いますが、季節講習明けの疲労が溜まったタイミングでやる気がない様でしたら、しばらくは休息をしっかりとることが大切になります。
勉強は塾でしっかり終わらせ、お家では軽く復習する程度にし、22時には就寝し、しっかり身体を休ませ、体力を回復させることに努める必要があります。
6年生になると親御さんの方の気持ちが焦り、注意したい点もたくさんあると思いますが、勉強のことはしばらく口にしないようにし、見守る姿勢も大切です。
頭ではやらないといけないことはわかっているので、十分に体力が回復すれば、おのずと勉強をし始めるはずです。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
もうすぐ中学受験なのに勉強しない!
季節講習でのスケジュールの乱れと疲労
友達と遊べない
よく休む