集団塾 ですと、授業についていけない場合、個別指導 を進められることもあります。また、成績が伸び悩んだ時には、親御さん自身が転塾を考えることもあるかと思います。

進学塾のなかでも、集団指導塾と個別指導塾、成績が伸び悩んだときには、どちらの方がよいのでしょうか。

なぜ、テストで得点できないのか

大手進学塾のなかには、集団指導と個別指導、どちらもおこなっている塾もあります。

そのような場合、成績がおぼつかないと個別指導をすすめられることがあります。親御さんとしては、大変ショックな出来事です。

ですが、進学塾のカリキュラムは進度が早い上に、難易度も高いです。

ですので、引っ込み思案でわからない箇所を質問せず、放置してしまうと、学年が上がるごとにテストで得点ができなくなります。

また、「勉強」と「テストで得点できる力」は「違う」という点もあげられます。授業はわかるし、宿題もこなせているのに、テストでは何故か得点できない場合には、回答の作り方を知らないということも考えられます。

その他には、問題の読み間違えが多い場合や、問題と回答があっていない、時間配分を失敗している、問題が読むスピードが足りない、書くスピードが遅いなど様々な原因が考えられます。

お子さん自身が「なぜ、得点できないのか。」、そして「次からはどう対処するのか」という点が明確な場合は良いのですが、この力がつくのは6年生頃です。

ですので、もし得点ができない教科があれば、苦手教科だけでも個別指導塾で得点できない原因を見つけ、強化してもらうことは悪いことではありません。

塾から個別指導をすすめられた

集団指導塾の方から個別指導をすすめられるようであれば、授業についていけていない可能性が高くあります。

挽回できる程度であれば、家庭学習で挽回できますが、塾の方から個別指導をすすめられるようであれば、家庭学習のなかでの挽回が難しいと考えた方がよいかもしれません。

ショックな出来事だとは思いますが、個別指導のなかで苦手分野を克服することは、後々には吉と出る選択になりますので、その時は悲しい思いをしますが、これも入試で合格するためと思い、親御さんが前向きに捉え、お子さんにもそのように話すことが大切です。

ポイントとなる点としては、劣等感を抱かせないことです。一度ついてしまった劣等感や苦手意識はなかなかとれません。そして、解けるはずの問題まで解けなくしてしまいます。

負のループに陥る原因となりますので、何事も前向きに捉え、お子さんに伝えるようにしましょう。

集団指導があっていない

集団指導塾は、競争心の強い子やマイペースに高得点を獲っていく子には向いていますが、のんびりタイプの子には向いていません。

競争心の強い子や、マイペースでもコツコツ勉強し高得点を獲る子は、勉強の習慣があり、勉強が遊びになっていたり、遊びが勉強になっていたりします。

例えば、算数が大好きであったり、漢字が大好きであったり、鉄道が大好きであったり、歴史が大好きであったり、そもそも何かが好きなものがあり、その延長線に勉強があるということもあります。

その他にも、情報処理能力がとびぬけて早く、飲み込みの早い子もたくさんいます。

そういう普通からかけ離れた子供達が多く集まるのが進学塾です。

ですので、例え進学塾の授業についていけなくても落ち込む必要はありません。

目標は入試突破です。もし、集団指導が向いていないのであれば、個別指導でお子さんにあった勉強法と対策を立ててもらえば、じゅうぶんに合格の可能性はあります。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

個別指導と集団指導、どっちがいい?~テストで得点できない~
なぜ、テストで得点できないのか
塾から個別指導をすすめられた
集団指導があっていない