
まず、オンラインカウンセリングの特徴としてカウンセリングをいつでもどこからでも受けられるという特徴があります。
次に、心療内科や精神科ではありませんので、精神的な疾患を患っていないで方もカウンセリングを予防的に受けていただくことができます。
それでは、カウンセリングの上手な受け方とはどのような受け方なのでしょうか。
予防的観点から観たオンラインカウンセリング
カウンセリングと聞くと緊急性が高いイメージを持たれている方もいますが、実際はストレスを溜めないために受けられる方も多くいます。
職場や家庭などのちょっとした悩みやストレスなどを定期的に話し、問題が小さいうちに解決させ、ストレスを小さくする。
そうすることにより、ストレスがどんどん溜まり爆発してしまうことを防ぐことができますし、内向的な方の場合でしたらストレスで動けなくなってしまうことを防ぐことができます。
定期的にカウンセリングを受けることにより、毎日を安定した心で過ごすことができるようになります。
これは定期的にカウンセリングを受けることにより、ちいさい頃から根付いている習慣的考え方が変化していくため、また他者にたいする捉え方が変化していくためです。
また、定期的にカウンセリングを受けることにより、お客様自身に問題解決能力が身に就くためだと考えられます。
定期的に受けることがオンラインカウンセリングの効果につながる
例えば、悩みが大きい方の場合は週に1度、定期的にカウンセリングを受けることをおススメします。
これは、悩みが大きい方の場合ですと、話しを聞いて欲しいという気持ちが強く、お話を伺い整理をするまでに数回カウンセリングが必要となるためです。
「お話をうかがい、整理をし、問題を明確化する」、そして、行動につなげる。
ここまでに少なくとも4回、5回のカウンセリングが必要となりますし、問題によってはそれ以上のカウンセリングが必要となるケースもあります。
逆に問題がそれほど大きくない方の場合には、月に1回程度のカウンセリングを継続することでメンタルケアをすることができます。
少し嫌なことがあった、イライラする、ストレスが溜まった、そういう時にカウンセリングを受けても良いですし、何もなくても定期的に月に1度カウンセリングを受けるだけでも気持ちがスッキリとします。
毎日、モヤモヤした気分で過ごすのはあまり楽しくありませんよね。イヤなことがあった日、次の日起きてもその気持ちに引きずられるのもしんどいですよね。
結局のところ、そういうモヤモヤやイヤな気持ちがどんどん増えていき、人間不信になってしまったり、人と関わることがイヤになってしまうのですから、モヤモヤやイライラは早めに解決した方が、毎日スッキリとした気持ちで生きられるということです。
オンラインカウンセリングは病院ではありませんので、病気でなくても受けられるわけですから、まだ症状が小さいうちに受けた方が心の病の発症予防にもつながりますし、経済的負担も小さくすみます。
耐えるのが美徳??
日本では精神的に辛いことがあっても「時間が解決してくれる。」というような、耐えることが美徳という考え方が昔からあります。
ですが、辛いことやストレスに耐えたとしても「心が強くなる」わけではありません。
そんなことをしていればトラウマやPTSDにもなりかねませんし、最悪なケースでは自ら死を選ぶことも考えられます。
カウンセリングは、自分の内面と向き合わなければなりませんので簡単なことではありませんが、自分と向き合った分、生き方を変えることができます。
ですが、「ただ耐えていた方」は、問題を放置してしまったわけですので、苦しみや痛みが表面上消えたように見えたとしても、その傷は心の奥深くに眠っているわけですから、いつかまた似たような状況になれば以前よりも強い痛みを感じる可能性があります。
まだ、心に余裕があれば耐えることができるかもしれませんが、そうでなければ心の病になってしまうこともあります。
カウンセリングの上手な受け方としては、ストレスやモヤモヤ、悲しみを放置せず、早い段階で向き合った方が良いという事ができます。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
オンラインカウンセリングの上手な受け方
予防的観点から観たオンラインカウンセリング
定期的に受けることがオンラインカウンセリングの効果につながる
耐えるのが美徳??