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前編 では、ギフテッド 2e のお子さんが 中学受験 に向いているのか、また学校選びはどのようにするのかお伝えしました。
後編では、ギフテッド2eのお子さんが上位校の受験を希望している場合についてお伝えいたします。
ギフテッド2Eだけど上位校を受験したい場合
お子さんがどうしても進学したい学校が上位校であるのなら、まずは受験科目を調べてください。
もし、4教科受験であれば各教科の配点を調べてください。配点がお子さんに有利な配点でしたら、それほど心配することはないかもしれません。
また、もし1教科受験や3教科受験があり、それがお子さんの興味のある教科でしたら、その場合もそれほど心配いらないかもしれません。
問題なのは、4教科の配点が同じとき、または、算数・国語の配点が高く、理科・社会の配点が低い時ではないでしょうか。
ギフテッドでも2Eのお子さんの場合は算数か国語のどちらかに凸凹があらわれることが多くあります。
この場合、理科と社会の配点が低いと、とても不利な状況になりますので、算数国語の凸凹がある場合には、社会・理科の配点が低い学校を受験することは避けた方が良いかもしれません。
では、4教科の配点が同じときには、どうすればよいのでしょうか。
算数が得意な場合
算数と国語に凸凹がある場合、もし算数が突出している場合は、算数・理科・社会を確実に押さえれば、国語はそれなりに取れていれば合格できることもあります。
これは、定型発達のお子さんの場合でも算数が得意な子は国語が苦手ということが多々あるからです。
また、特に男子校を受験する場合には、男の子は女の子に比べ感情の発達がゆっくりなことから、国語の点数が女の子より取れないということもあります。
ですので、国語の得点が算数ほどでなくても、過去問が合格点をとれているのであれば、挑戦する価値はあるのではないでしょうか。
国語が得意な場合
中学受験では算数が要となります。ですので、国語は得意だけど、算数は苦手という場合には、志望校を下げた方が良いかもしれません。
もちろん、国語と社会、理科でしっかりと得点できれば良いのですが、理科は知識系の問題だけではなく計算問題もありますので、知識系の問題の割合と計算問題の割合をみて、判断された方が良いかもしれません。
特に上位校の場合は算数が強いという特徴を持つ学校が多くありますので、算数が苦手ですと、例え合格したとしても入学してからが少し大変かもしれません。
国語が得意なお子さんの場合は、語学に強い学校を受験された方が将来的にも良いかもしれません。
それでも、お子さん自身が上位校にこだわりをみせるようであれば、算数は基礎問題を繰り返し解くという作業が重要になるのではないでしょうか。
そして、解ける問題は確実に得点していくことが大切になります。
ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
ギフテッド2eは中学受験に向いている?(後編)
算数が得意な場合
国語が得意な場合