
ギフテッド はひとりで黙々と好きなことをしているから 友達 はいらない、と思われている方もいますが、当然のことですがギフテッドにも友達は必要です。
ギフテッドはひとりが好き?
ギフテッドの子ども(大人でも)は自分の興味のあることに没頭する時間が必要です。
ですので、ひとりでいることが苦にならないと勘違いされることもありますが、「興味のあることに没頭している=ひとりが好き」と、いうわけではありません。
ひとりの時間も大切にしていますが、それと同じくらいお友達との時間も大切にしています。
その点は、私たちとなんら変わりはありません。
ですので、話しについていけないときや、仲間に入れない時には居場所のなさを感じ居心地の悪さを感じます。
ひとりでも平気なようにみるかもしれませんが、平気ではありません。
ギフテッドは年上を好む
アスペルガーやギフテッドの方は年上の方を好む傾向にあります。お子さんの場合にも、同年代よりも年上の方と話しをすることを好む子が多くいます。
このことからも、ギフテッドや発達障害の方も私たちと同じように人と関係を持ちたいという欲求があることがわかります。
また、なぜ年上を好むのかと言えば、ひとつには年上の方は聞き上手な方が多いことがあげられます。
次に発達障害やギフテッドの方の場合、お子さんも含め「知的能力が高くても、精神年齢が幼い」ということが特徴としてあげられます。
ですので、年上の方の方が知識も豊富で、話しを聞いてくれる方が多いため、ギフテッドや発達障害の方々(子どもも)にとって話しをしやすい対象となります。
ギフテッド児に必要な人間関係
特にお子さんの場合は、発達のために年齢相応の遊びが必要となりますので、学校や公園などの場で集団で遊ぶという行為は大切な行為となります。
また、それと同時に興味を共有できる仲間というものも必要とします。
ギフテッド児が周囲にたくさんいれば、興味の共有もできますし、一緒に遊ぶこともできますが、大抵の場合、周りに似た特性を持つお子さんがいない、というのが現状です。
このような場合には、学校と学校以外の場所に居場所を作るという作業が必要となるかもしれません。
例えば、「学校」と「塾」のようなカタチで居場所を作ると、学校ではお友達と遊び、塾ではお友達と解法を話し合うこともできます。
塾でなくても、講座の参加などでも良いと思います。知的好奇心をくすぐるような場にいけば、新たな出会いがあるはずです。
ギフテッド児は、ときに周りに関心がないように見えてしまうこともありますので、ひとりでも平気だと勘違いされてしまうこともありますが、成長という観点でいえば人との関りも、集団での生活も身につけなければならないことですので、その点は私たちと何ら違いはありません。
ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
ギフテッドは友達がいらない?
ギフテッドはひとりが好き?
ギフテッドは年上を好む
ギフテッド児に必要な人間関係