中学受験 をやるか やめる か迷われているご家庭も多くあるかと思います。

とりあえず、進学塾にだけは入塾させようと考えるご家庭もあるでしょうし、入塾を迷われているご家庭もあると思います。

よりよい教育環境を

以前は共通テストを意識され、中学受験に参戦するご家庭が一般的でしたが、コロナ渦のためより良い教育環境を求めて中学受験されるご家庭が増えました。

そのためか、激戦だった中学入試がさらに激戦を極めています。

特に中堅から上位の学校では受験者数も増えていますし、倍率もあがっています。もし、行かせたい学校があるのなら、ぜひその学校の合格者平均点と合格者最低点、受験者平均点を調べてください。

合格者最低点と受験者平均点が上がっているようなら、激戦になっている可能性があります。

第一志望合格は7人にひとりという現実を考える

小学校高学年は自己肯定感が下がる時期です。その時期に合否という結果がついてまわるのが中学受験です。お子さんによっては、受験の合否によって自己肯定感がさらに下がる可能性があります。

昔のように頑張れば第一志望合格が果たせる時代なら良かったのですが、現代はものすごい量の勉強を頑張っても、模試の結果が良くても、過去問で合格ラインを超えていても、確実に合格がつかめるかわからないのが中学受験です。

それはやはり小学生というまだ発達段階の子どもの場合、メンタル面が強く影響することが原因なのではないかと思います。

体力面でも同じです。1か月という受験期間は想像を超えたエネルギーを使います。

受験は朝5時には家をでないといけないことはざらですし、塾は夜が遅いです。このリズムの乱れも体力を奪う要因になります。

チャレンジ校ではなく、勝算があっての受験の場合、合否をわかけるのは体力面やメンタル面の問題だと思います。

受験がはじまると家のなかは1か月近く緊張状態に陥ります。このコロナ禍ではなおのことです。

親も精神的にも肉体的にも疲労しますし、子どもの些細な変化に気が付かないこともあります。

受験は子どもの未来のため

中学受験は確かに子どもの未来のためではあります。どこの学校に行こうとも上位にいればそれほど大きな問題もなく、大学受験を迎えられるでしょう。

どれだけ上位校や難関校に行こうとも、勉強を辞めてしまえば意味がありません。

もちろん、子ども達は第一志望の合格をつかみとるつもりで本気で勉強しますし、親も子どもを信じて第一志望合格を目指します。

ですが、心の片隅に「まさかの不合格」に備え、行かせても良い安全校を用意しておくことが必要となります。

ボイスカウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)

まとめ

中学受験やる?やめる?
よりよい教育環境を
第一志望合格は7人にひとりという現実を考える
受験は子どもの未来のため