偏頭痛 をお持ちの方は多いですが、そのなかでも 発達 障害 の方が偏頭痛を持つ割合は非常に多くかんじます。
なぜ、発達障害に偏頭痛は多いのでしょうか。
なぜ、偏頭痛が多いのかよくわからない
発達障害の方が心療内科で偏頭痛を訴えても、ほとんどの心療内科では痛み止めを処方されて終わるのではないでしょうか。
発達障害だと、なぜ頭痛が頻繁に起きるのか、そのメカニズムを説明された方はあまり多くはないのが現状だと思います。
こちらのコラムでも、発達障害の子どもを観察したうえでの主観となりますので、医学的根拠はないことを予めご了承ください。
ですが、少しでも皆様のお役に立ちたいと思いますので、発達障害の子どもを観察したうえでの主観を書かせていただこうと思います。
発達障害の子どもと偏頭痛
まず、発達障害の子ども達は緊張状態にあることが偏頭痛が起きやすい要因のひとつなのかもしれません。
身体的緊張からの頭痛
例えば、身体の動きをみても、身体にすごく力が入っています。足や首を動かすようなときでも、柔らかい動きというより、角張った動きをします。
就寝中も、手足すべてに力が入っており、ピーンとしていることもあります。
ですので、身体がコリやすいようにも見えます。
このようなコリから頭痛が起きやすいとも考えられます。
精神的緊張からの頭痛
また、発達障害の子ども達は外では精神的にも緊張状態であることがうかがえます。
とても気を張っており、外にいる時間が長ければ長いほど気を張っている時間や、周りに気を使っている時間が長くなり、ストレスも大きくなります。
このストレスが偏頭痛の原因になることも考えられます。
感覚過敏からの頭痛
発達障害の子ども達は感覚過敏を持っている子ども達が多くいます。
その中でも、光や音を非常に強く感じる子ども達の場合は、テレビやタブレット、スマホなどの音や光で酔ってしまったり、頭痛が起きやすくなっているように感じます。
その他にも、長時間にわたり光や音の強い場所にいると気分が悪くなることもあります。
感覚鈍麻からの頭痛
発達障害の子ども達のなかには自分が疲れているということを感じづらい子ども達がいます。
そのうえ、睡眠障害があり、睡眠時間が短い場合は疲労が蓄積しているのにも関わらず、自分自身がそのことに気が付かず、頑張りすぎてしまう子ども達もいます。
そのような子ども達の場合も、疲れや睡眠不足から偏頭痛が起きやすいようにみえます。
また、睡眠時間が長すぎる場合も頭痛が起きやすいように見えます。
体温調節の苦手さからの偏頭痛
発達障害の子ども達のなかには体温調節が苦手な子ども達がいます。
うまく自分で体温を調節できず、身体や頭が熱くなりすぎてしまい、頭痛や嘔吐につながってしまう子達もいます。
春から夏は気温の高さから偏頭痛が起こり、冬は暖房の暑さから偏頭痛が起きることがあります。
昨今、室内も公共交通機関も暖房がよく効いていますので、冬でも暑すぎて気持ち悪くなったり、頭が痛くなったりします。
おそらく、上記に挙げた理由が全てではなく、個々によって偏頭痛が起きる原因は違うでしょうし、いろいろな要因が複雑に絡み合って偏頭痛が起きているのかもしれませんし、もしかしたら全く別の偏頭痛が起きやすいメカニズムがあるのかもしれません。
それらが解明されるまでは、親御さんは偏頭痛が起きるときに、共通している状況を探し、対処に務めることが賢明だと思います。
ボイス カウンセラー
齋藤 唯衣(さいとう ゆい)
まとめ
発達障害はどうして偏頭痛が起きやすいのか?
なぜ、偏頭痛が多いのかよくわからない
発達障害の子どもと偏頭痛